Monday, July 5th, 2021

「マセラティ×藤原ヒロシ」
世界限定175台のギブリ

 マセラティが、日本のストリートカルチャーシーンを牽引してきた藤原ヒロシ氏とコラボレートした、マセラティ ギブリの特別仕様車「ギブリ オペラネラ」と「ギブリ オペラビアンカ」を東京で初公開。モノトーンのルックスを纏う、黒ベースと白ベースの対照的な2台が世界限定175台で登場した。

 フラグメント・デザインを率いる藤原氏のストリートスタイルが融合した本コラボレーションモデルは、ブラックカラーのホイールやドア・ハンドルなど細部にわたって色を統一。プレミアムレザーとアルカンターラのコンビネーションで構成されたシートには、コントラストの効いたシルバーの刺繍やダークブルーのシートベルトを採用している。なかでも注目したいのは、特別にデザインされた目を惹くフロントグリルで、右下にはFragmentのロゴを配置。3連のサイドエアダクトの下部には、ギブリの開発コード、藤原氏とマセラティ・デザイン・センターが出合った日、フラグメントの頭文字からなる「M157110519FRG」のコードが記され、Cピラーにもフラグメントのエンブレムが取り付けられた。

 異端児とも称される両者がタッグを組むことで、単なるマシンとしてのクルマではなくテイラーメイドの服のように自分自身を表現する術へと昇華した、クリエイティブな作品といえよう。