現代アート＆デザインオークションで
日本人作家が大躍進

　去る6月7、8日、⾹港・北京にてフィリップス オークショニアズとポーリーオークションが「20世紀・コンテンポラリーアート＆デザインセール」を共同で開催した。

　同オークションには45カ国から800人以上の入札者が参加したのとともに、世界中に配信されたライブオークションへのオンライン参加者は44カ国から670名となり、これは昨シーズンの2倍を記録した。売上高のほうは二日間ともに「ホワイトグラブ」(全ロットの完売)を記録し、7⽇のデイセールでは 100％売上げの2,700万米ドル、翌日8日のイブニングセールでは6,300万米ドルを達成した。総額では9,042万米ドルの総売上となり、86%のロットが最⾼エスティメイトより⾼額にて落札される結果となった。

　特筆すべきは日本人アーティストによる作品の大躍進だ。奈良美智による作品『Missing in Action』が1,600万米ドル、草間彌生の作品『Nets Obsession』が300万米ドルで落札され、高額落札作品トップ5に入っている。またロッカクアヤコ、塩田千春、ミヤ・アンドウ、チームラボの作品が 世界最高記録金額で落札されるなど、目覚ましい結果を残した。

フィリップス 東京オフィス

TEL. 03-6273-4818

www.phillips.com