Tuesday, February 23rd, 2021

アルフレッド・リフージオの
レザー製テーラード・ジャケット

 “ハンドメイド・レザージャケットの王様”として知られるアルフレッド・リフージオは、50年以上にわたりイタリアのクラフツマンシップの象徴であり続けている。

 アルフレッド・リフージオは、1946年生まれ。16歳でサルトの道を志し、ディ マルコ親方のもとで8年、キートンで1年、その後エンポリに渡って革の仕事を2年学んだ。布帛とレザーの両方に精通しているのだ。

 1973年に自身の名を冠した革専門のサルトリアを生まれ故郷であるナポリ郊外のサルノにオープン。たちまちその腕が評判を呼び、多くの顧客に愛されるようになった。かつてのローマ法王ヨハネ・パウロ2世もリフージオのレザージャケットを愛用していたという。

 このレザー製テーラード・ジャケットは、THE RAKEのエクスクルーシブ・モデルとして作られたもので、最上級の着心地が保証されている。レザー製のテーラード・ジャケットを作るには、布帛とはまったく違うテクニックが必要だ。アイロンでクセ取りが出来ず、副資材も布帛用のものは使えない。その技術に秀でているのが、リフージオなのだ。

 素材は柔らかさが特徴のディアスキン。これを極限まで薄く漉き、ソフトでしなやかなタッチを実現している。もちろんすべてがハンドメイドである。

 各部に施されたダブルステッチ、ゆったりとしたサイズのパッチポケット、バルケッタ型の胸ポケット、ダブルバックベンツ、手縫いのボタンホールなどが特徴だ。ウールの裏地には内ポケットもついている。

 現在レザージャケットといえば、A2タイプのブルゾン型を多く見かけるが、さすがに食傷気味という方には、リフージオの技術のすべてが詰まった、この1着をぜひおすすめする。

 

 

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$ 3,110  Alfredo Rifugio