山岳探検の精神を体感できる
ヴィンテージ感溢れる新作ウォッチ

　近年特に、傘下に収めた機械時計ブランド「ミネルバ」の歴史的遺産を色濃く打ち出すモンブランから、ヴィンテージ感の強い、エッジの効いたふたつの新作が発表された。1930年代のミネルバの山岳探検時計を彷彿とさせるルックスで、ブロンス特殊合金で作られたケースや、ハンドメイドのNATOストラップ、そしてユニークな機構を備える、どちらもモンブランが考えるヴィンテージの美学を見事に体現したモデルだ。

「モンブラン 1858 オートマティック 24H」は、1本の針で24時間を表示するユニークなコンプリケーション。24時間で1周する、スーパールミノバ加工を施したレッドカラーの針で現在時刻を知ることができるだけでなく、文字盤の外側を走るベージュ色のリングに基点となる方角（12時位置が南、24時位置が北、など）や約5度ごとにマーカーが付いており、山岳探検に必要な羅針盤（コンパス）としても使用できるのが大きな特徴だ。

「モンブラン 1858 モノプッシャークロノグラフ」は、ストップウォッチやクロノグラフの製造をリードしていたミネルバ色を感じる「モノプッシャークロノグラフ」を搭載。スタート、ストップ、リセットを、リュウズに統合された単一のプッシャーで起動することができる。経年変化で風合いを味わえるブロンズケースを採用した限定モデルには、フランスのストラップ工房で作られたベージュのNATOストラップが装備されており、かつてないヴィンテージ ルックが実にユニークで新鮮に映る。

　これら新作は、ミネルバが紡ぎ上げてきた歴史へのオマージュと、自然回帰、そしてヴィンテージ回帰という現在のトレンドを見事に掴んでいながら、手を伸ばしやすい価格設定にも驚かされる。時計愛好家の垂涎の的となるに違いない。

（写真1、2枚目）

「モンブラン1858 オートマティック24H」

自動巻き、SSケース×ブロンズベゼル、42mm　¥330,000

（写真3枚目）

「モンブラン1858 モノプッシャークロノグラフ

リミテッドエディション1858」

世界限定1858本

自動巻き、ブロンズケース、42mm　¥614,000

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