Sunday, August 12th, 2018
創業60年の料理旅館が食と時を味わう
「南禅寺参道 菊水」としてリオープン
元は明治28年頃、元呉服商の寺村助右衛門の別荘として、京都・南禅寺畔に建てられたところから歴史がはじまる老舗料理旅館「菊水」が、「南禅寺参道 菊水」としてリオープンを果たした。
約820坪の広大な敷地に当時から残る、近代庭園の先駆者といわれる7代目小川治兵衛が手がけた池泉回遊式庭園や、伝統的な数寄屋造りの建物はそのままに、今回のリオープンでは、和と洋が織りなす独創的な料理を提供するレストラン&ティールームが誕生。全10室あった客室は5室の和モダンを感じさせる空間に生まれ変わった。「菊水」が育んできた歴史を存分に生かした情緒が、随所にちりばめられている。
季節を感じる味覚と風情を楽しめる和会席は、ミシュラン三ツ星を獲得した「日本料理 柏屋」の主、松尾英明氏が監修。宿泊者限定で提供される和朝食も必食だ。優美な庭園を借景に、静寂な時間が流れる空間でいただく朝食は、「菊水」で過ごすひとときを、さらに特別なものにしてくれるだろう。
(写真1枚目)庭園を臨む1Fのテラス
(写真2枚目)庭園の眺望を楽しめる和洋室(202号室)
(写真3枚目)宿泊者のみ味わうことのできる「日本料理 柏屋」の主、松尾氏監修の和朝食。季節の野菜のすり流しとトマトの蜜漬けで身体が目覚めた後は、炊き立てのご飯とともに旬の野菜や京豆腐をつかったお惣菜を。
南禅寺参道 菊水
京都市左京区南禅寺福地町31番地
TEL:075-771-4101