Tuesday, December 6th, 2016

篠田桃紅展「TOKO SHINODA」
コンラッド東京にて開催

 日本が世界に誇る104歳の芸術家、篠田桃紅氏の作品展「TOKO SHINODA」がコンラッド東京にて開催中だ。会場となる28階ロビーには、2005年のホテル開業時に制作した巨大壁画「人よ」が、穏やかな空間を圧倒するように佇み、多くのゲストを魅了している。
 篠田氏は、古来より無限の色を含むといわれる墨で対象物の奥深い精神性を描き、「墨象」と呼ばれる水墨の抽象画というジャンルを確立。日本版ニューズウィークの「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれるなど、国際的に高い評価を受けた作品の数々は、世界の主要な美術館に収蔵されコレクターを虜にしている。
 今回の作品展では、1979年から2016年までに制作された合計約80点を展示。独創的でありながら永遠性や普遍性を兼ね備えた「Ancient Psalm(古代経典)」をはじめとする未公開の最新作9点を含む肉筆画や版画などが観覧でき、購入も可能だという。
 神々しく鬼気迫る作品の数々を、是非ともこの目で見てみたい。

篠田桃紅(しのだ・とうこう)
1913年中国大連に生まれる。1956年に渡米しニューヨークを拠点に全米をはじめヨーロッパ各地で個展を開催。帰国後、東京芝増上寺大本党の襖絵、リトグラフや装丁、題字、随筆など多岐に渡り活動。主な作品収蔵先は、メトロポリタン美術館、大英博物館、ルクセンブルク王室、東京国立近代美術館、日本銀行、ボストン美術館、等。

篠田桃紅展「TOKO SHINODA」
期間:12月11日(日)まで
場所:コンラッド東京 28階 ロビー ※入場料無料
協力:ザ・トールマンコレクション(www.tolmantokyo.com

コンラッド東京
所在地:東京都港区東新橋1-9-1
TEL:03-6388-8000
HP:www.conradtokyo.co.jp