TOMMY HILFIGER ーInterviewー
トミー・ヒルフィガー インタビュー

チャンピオン、ハミルトンとの絆

Monday, April 8th, 2019

アメリカで最も成功したデザイナーのひとりだと言われる

トミー・ヒルフィガー氏にインタビューする機会を得た。

F1チャンピオン、ルイス・ハミルトンとの深い絆と、

自身の装いのポリシー、ブランドのDNAとは何か?

 

 

 

Tommy Hilfiger

トミー・ヒルフィガー

1951年、ニューヨーク州出身。69年よりジーンズなどを売り始め、85年に自身の名を冠したブランドを立ち上げた。プレッピーを独自のテイストで解釈したコレクションは、幅広いファンを獲得する。95年にはCFDA による「メンズウェアデザイナー・オブ・ザ・イヤー」に選出された。自身のファッションについての著作も多い。

 

 

 2018年、自動車レースの最高峰、F1チャンピオンの冠は、ルイス・ハミルトンの頭上に輝いた。そのスポンサーとして、重要な役割を果たしたのがトミーヒルフィガーである。今回デザイナー本人にインタビューする機会を得、ブランドとしてF1とハミルトンをサポートする理由を聞いてみた。

 

「子供の頃、初めてグランプリレースを見に行って、虜になってしまったんだ。エンジンの音やスピードのエネルギーは、本当にスゴイと思った。そしてレーサーやスタッフが着ているユニフォームも、実にカッコいいと思ったね」

 

 ルイス・ハミルトンへの評価はどうだろう?

 

「ハミルトンは本当のスーパースターだ。彼の運転能力はずば抜けている。走りながら周囲の状況を冷静に把握する能力があるんだ。彼こそ、まさに“超人”と言えるね」

 

 トミーヒルフィガーは、ルイス・ハミルトンとのコラボレイティブコレクションも発表している。ハミルトン自身がモデルを務める他、デザインにも深く関わっているという。

 

「ルイスと私は、出会ってすぐに友人になった。そしてコラボレイティブコレクションに関しては、彼の方からアイデアを持って来てくれたんだ。自分がどんな服を着たいか、詳しく話してくれた。彼は色やフィッティングに対して、多くのこだわりがあった。それを具現化したのがハミルトンとのコレクションだ」

 

2018 年のF1シリーズ・チャンピオンを獲得したメルセデスAMG、ゼッケン44 番、ルイス・ハミルトンの愛車。ファッション界からのスポンサーとして、車体にはトミーヒルフィガーのロゴマークが光る。

 

 

トラディショナルとサプライズ

 トミーヒルフィガーは、コレクションのみならず、デザイナー本人がお洒落であることでも知られている。

 

「自分自身の装いについては“クラシック・バット・ユニーク”ということがテーマだ。基本的にはトラッドなんだが、少しだけツイストを入れる。サプライズの要素を追加することを心がけているんだ」

 

 本国アメリカではミュージシャンからバンカーまで、幅広い人々に愛されている。その理由についても聞いてみた。

 

「グローバル・ライフスタイル・ブランドでありたいと思っているからだろう。誰でも、銀行員と会うときは、フォーマルな格好をするし、旅行へ行くときはカジュアルだし、家にいるときはスポーティな格好をするだろう? オケージョンに合わせた、さまざまなスタイルを提案したいんだ。すべての根底にあるのは、トミーヒルフィガーのDNAでもある“プレッピー”スタイルだ。いつも言っているのは、ウチのブランドは“クール・アメリカン・クラシック”だということだ。ただのアメトラじゃなくて、“クール”であるというところがミソなんだ」

 

 スーツからカジュアルまで、クールに装いたいなら、トミーヒルフィガーとルイス・ハミルトンから目が離せない。

 

ルイス・ハミルトンとのコラボレイティブコレクション。自らがモデルを務める他、デザインにも深く関わっている。