Tuesday, December 11th, 2018
ついに刊行!クラシコ服ファン待望の
第三弾ヴィジュアルブック英語版
メンズウェアのオーソリティである長谷川喜美氏が著し、大好評を博した『サヴィル・ロウ』『ビスポーク・スタイル』に続くヴィジュアルブックの第三弾となる『サルトリア・イタリアーナ』。この英語版である『イタリアン・テーラリング』の出版記念会が、ニューヨークの歴史ある書店リッツォーリブックストアで開催された。これにより、日本語版、イタリア語版、英語版の三ヶ国語で世界で販売されることとなる。
同書は、著者が3年の歳月をかけ、A. カラチェニ、リヴェラーノ&リヴェラーノ、ルビナッチをはじめとする名門から、若きサルト、家族経営の小さなサルトリアまで現地取材を敢行したもので、イタリアン・テーラリングを支える新旧27店を紹介するほか、サルトの歴史やクラフツマンシップ、ファブリックについて綴られている。
メンズスタイルの豊穣な文化を抱えるイタリア半島全土のテーラリングを支える歴史、多彩なクラフツマンシップやファブリックの素顔を浮き彫りにした内容は、イタリアンスタイルの現在と未来が見える決定盤。これまで丹念に取材していたイギリス紳士服のテーラリングからその対象をイタリアの紳士服に移し、全土のサルトリアを精力的に取材した圧巻のヴィジュアルブックだ。
長谷川喜美
ジャーナリスト。ヨーロッパの文化に造詣が深く、時に英国、イタリアを中心に執筆活動を行う。近著に『サヴィル・ロウ』『ハリスツイードとアランセーター』『ビスポーク・スタイル』等がある。最古の毛織物工場&メーカーのひとつ、ヴィターレ・バルベリス・カノニコ社(https://vitalebarberiscanonico.jp/)のブランドアンバサダーをも務める。
※日本語版『サルトリア・イタリアーナ』は万来舎、イタリア語版はSkira社から発売中