世界が注目する“英国紳士”俳優
エディ・レッドメイン

『博士と彼女のセオリー』（2014年）。

『十二夜』への出演後、レッドメインの状況は目まぐるしく変わっていった。彼は自分が進もうとしている道がどういうものかわかっていたが、自分は芝居に向いているかもしれないと思うことにした。

「父は地位のある人間だったから、就職せずに俳優になるということがどういうことなのか、いつも僕に話していた。僕はそんなに夢想家じゃない。そう簡単にうまくいくなんて思わない。でも1年やってみようと決めたんだ。僕には取り持ってくれる人がいる。演劇学校に通う必要があるかどうか、見極めればいい。嫌になるかどうか、自分で確かめてみようって」

　挑戦してすぐ、その世界に魅了された。

「運よく仕事にありつけるなら本当に最高の職業だよ。リバプールでの舞台に立ったとき、初日の観客はたった6人だったけど、最高に素晴らしい時間だった。僕は今、まさに人生の歓びを見つけたんだって。でも、映画の出演に関しては勉強不足だったから考えてもいなかった」

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