THE ST. REGIS HONG KONG

世界が注目!
ついにオープンした「セントレジス香港」

Sunday, July 14th, 2019

 

 4月にオープンした「セントレジス香港」にも、見所がたっぷり詰まっている。中心地、湾仔(ワンチャイ)に位置する同ホテルのデザインは、名だたるホテルを手がけてきた、香港出身のアンドレ・フー氏によるもの。

 

「個人のmansion(=邸宅)をイメージしてデザインを考え、私自身が生まれ育った町でもある香港に対する自身の解釈や記憶の断片、そしてセントレジスを象徴する要素をちりばめた」と語る彼の言葉通り、非常に格式高い品を感じさせる、落ち着いた空間が1階のエントランスから広がる。

 

ゲストを迎えるエントランス。

 

 

 ゲストを包み込むのは、セントレジスの伝説的な香り「Caroline’s Four Hundred」だ。この香りは、全世界のセントレジスで使用されているものであり、そのネーミングの由来は、セントレジスを創業したジョン・ジェイコブ・アスター4世の母キャロライン・アスター夫人にある。彼女は上流階級内で厳選したゲスト400人を集め、「The 400」と呼ばれる社交界を開いていたんだとか。

 

「紳士淑女とその家族たちがプライベートな環境で贅沢を楽しめる場所」としてセントレジスを作り上げた創業者ジョンは、そのストーリーにちなんだ名前(母の名+パーティー名)を香りにつけたという。

 

 セントレジスがいくつか持つ、このような興味深い話が、ゲストをより一層魅了する理由のひとつである。

 

 話をセントレジス香港のインテリアに戻そう。特筆すべきプレジデンシャルスイートのインテリアは、アンドレ自身が好む香港の記憶のピースをちりばめたと語るだけあり、決してレトロではないが、どこか懐かしさを感じさせるランプが配されていたり、グレイやブラウンといった落ち着いた色味が用いられていたりと、ラグジュアリーであり、かつ、ほっとできる空間が広がる。

 

プレジデンシャルスイートのリビングルーム。窓の外には香港を象徴するハーバービューが広がる。

 

プレジデンシャルスイートのリビングルーム。奥へ進むとバスルームへと続く。

 

 

 ロビーが位置する2階には、5メートル以上はあろうかという高い天井と、全面に配された大きな窓により、快適な空間が広がる。

 

 きっとここで誰もが、友人の邸宅に招待されたような気持ちになることだろう。気張りすぎているわけではなく、エレガントでラグジュアリーであると同時に、温かみがあり落ち着ける空間なのだ。

 

 随所に配されたグリーン、ブロンズ素材のランプやマーブル、はたまたブランケットやクッションに至るまで、細部に目を移せば移すほど、世界が注目するデザイナー、アンドレの才能に魅了される。

 

 こんなロビーの奥に位置するのは、オールデイダイニングの「ザ・ドローイング・ルーム(The Drawing Room)」と、アイコニックな「ザ・セントレジス・バー(The St. Regis Bar)」。

 

自然光がたっぷりと差し込むロビー。

 

 

 特にここのバーにはぜひ一度訪れていただきたい。香港が鮮やかに描かれた壁画が迎えてくれるだろう。モダンだけど、どこかレトロ、華やかでありながらシックな空間は、紳士淑女のためのバータイムを叶えてくれる。

 

 ちなみに、セントレジスのシグネチャーカクテルが、ブラッディメアリーであることをご存知だろうか?世界中の各ホテルでその土地らしい一杯を楽しむことができるのだが、ここ香港のセントレジスではなんと、赤・緑・黄3色のブラッディメアリーを楽しめる。ホテルのオープン前に訪れたため、味わうことは叶わなかったが、レシピを聞いた限り、その美味しさは絶対に間違いない。ぜひ一度お試しいただきたい。

 

ロビーの奥に位置する「ザ・セントレジス・バー」。入って正面の壁に描かれているのは香港の景色だ。

 

 

 7階に位置するフィットネスジムには、テクノジムの最新鋭のマシンがずらり。マシンのなかには、自身に最適なペースが表示されるシステムも導入されており、テンポよくトレーニングができるようサポートしてくれる。

 

 また、同じフロアには屋外プールもあり、プールサイドにはバーカウンターも設けられている。夜にはライトアップされ、昼間とは打って変わって雰囲気はぐっとムーディに。大都会の真ん中に、こんなラグジュアリーな屋外プールがあるとは驚きだ。

 

フィットネスジムは、マシン1台1台の間にも十分なスペースがあり、快適にトレーニングができる。香港の景色を眺めながらの、爽快なトレーニングタイムを叶えてくれる。

 

夜になるとぐっとムーディな雰囲気になるプール。大都会の中心にいながら、プールサイドで過ごすバータイムは実に贅沢だ。

 

 

 ホテル内には、3つのダイニングを擁しており、なかでも、レストラン「ランヴォール(L’Envol)」は要注目だ。ライブキッチンを配し、大理石やブロンズ、ベージュといったナチュラルな色が基調となった空間で提供されるのは、フランスとアジアの厳選された食材をふんだんに使用した独創フレンチ。ミシュランの星を幾度となく獲得したシェフ、オリヴィエ・エルゼールが腕を振るう。

 

「ランヴォール」のオープンキッチンから伝わる躍動感は、いつものディナーさえも特別なものにしてくれるだろう。

 

「ランヴォール」の内装。白やグレイ、ベージュや大理石の中にグリーンがアクセントとなった、エレガントでラグジュアリーな、パリを彷彿とさせる空間だ。

 

 

 今でこそメジャーとなった“バトラー”サービスの発祥でもあるセントレジス。ここ香港においても、その行き届いたサービスは健在だ。五感を通してくつろぎを得られる、そんなひと時を約束してくれる。

 

 ご飯は美味しい、エンターテイメントや買い物すべき場所も多彩にある、そして約4時間だけで行ける香港こそ、次なるディスティネーションの候補にしたい。気になるホテルを訪れるために目的地を考える、そんな旅の楽しみ方もおすすめだ。

 

 

 

セントレジス香港

1 Harbour Dr, Wan Chai, Hong Kong

TEL:+852 2138 6888

www.marriott.co.jp/hotels/travel/hkgxr-the-st-regis-hong-kong/

 

 

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