Luxury Boutique Hotel “Zenagi” in Nagano

美しき日本の原風景に佇む
ラグジュアリーな古民家宿

Wednesday, October 16th, 2019

text chiharu honjo

 

 

 日本初の「重要伝統的建造物群保存地区」として古い街並みを保存したことから、ミシュラン・グリーンガイドやBBCでも紹介された、中山道の宿場町「妻籠宿」。その歴史的な景観と日本の原風景が息づく、長野県南木曽町の美しい棚田を臨むゆるやかな丘の上に、1棟わずか3室のラグジュアリーな古民家ホテル「Zenagi(ゼナギ)」がある。

 

 

 Zenagiは、江戸時代の豪農が建てた見事な屋敷で、張り巡らされた石垣や、釘を使わずに組み合わされた巨木の柱や梁など、日本の伝統建築を色濃く残している建物だ。数百年の時を経た今、当時の雰囲気はそのままに地元の現代作家とコラボレーションし、木曽の粋を集めたモダンな建物へと生まれ変わった。

 

 

 客室は、目の前に棚田が広がる「松」、吹き抜けに向けて大窓がある「宮」、美しい山々が臨める「紀」の全3室。いずれもメゾネット式で、1階には木曽ひのきを贅沢に使った風呂をしつらえた開放的な浴室、2階には立派な梁と畳が美しい、リビングとベッドルームが一続きになった落ち着いた空間が広がる。

 

 

 滞在中の食事は、朝、昼、夜の3食を和食と洋食から選ぶことが可能だ。和食は11年連続でミシュランガイドの星を獲得する懐石料理の名店「銀座 うち山」の内山英仁氏、洋食は9年連続で星を獲得するイタリア・シチリア島の天才女性シェフ「bye bye blues」のパトゥリツィア・ディ・ベネディクト氏が監修するなど、星付きシェフが考案した至れり尽くせりの内容になっている。天然水で育てられた信州サーモンや日本なまず、熊やイノシシなどのジビエ、幻の牛と呼ばれる「木曽牛」、オーガニック栽培の「木曽伝統野菜」など、大自然から届けられる贅沢な恵みを、江戸時代の漆器や地元の作家による器ととともに堪能することができる。

 

 

 アクティビティは、ゲスト専用のガイドが案内するアウトドア体験が用意されており、絶景の滝や渓谷地帯を探検する「キャニオニング」、雄大なアルプスを眺めながら飛ぶ「パラグライダー」、木曽川の大峡谷を漕ぎ下る「SUP・カヌー・ラフティング」など、大自然を満喫できるものが豊富に揃う。さらに、リクエストに応じて禅寺での座禅といった文化体験や、漆器・和紙などのクラフト体験といった、心を静めて体を動かすことで心身ともに癒されるプログラムがあるほか、東京・大阪・名古屋からハイヤーやヘリコプターを手配してくれるなど、一人一人の要望に合わせて日本語と英語でパーソナライゼーションするサービスもある。

 

 

 

 この静謐な宿は、4つのZEN(ぜん)をNagiso(南木曽町)で体験できることから「Zenagi」と称している。木曽の神々しい大自然の「然」、恵みをいただくお膳の「膳」、呼吸を整える座禅の「禅」、そして地方に貢献する善行の「善」。Zenagiでしか味わうことのできないエクスクルーシヴな体験を通じて、日本人が失いかけている古き良きものを、ここでは取り戻すことができるのだ。

 

 

Zenagi

所在地:長野県木曽郡南木曽長田立222

TEL:090-6072-8392

HP:https://zen-resorts.com