HIDEAWAY IN ASIA 02
THE LANDMARK MANDARIN ORIENTAL, HONG KONG

地元民とリピーターが集う
香港セントラルの安息地

August 2018

香港が馴染みの場所になってきたなら、選ぶべきはザ・ランドマーク マンダリン オリエンタル 香港。

人懐っこいスタッフに迎えられれば、“ただいま”と言わずにはいられない。

 

 

 

 リピーターが愛して止まない香港のホテルといえば、マンダリン オリエンタル 香港から徒歩約5分の場所に位置する「ザ・ランドマーク マンダリン オリエンタル 香港」。弊誌でもおなじみのThe Armouryが位置するショッピングセンターに隣接している。

 

 全客室の改装が完了しているが、なかでも今すぐ滞在したいのは、2017年7月に新たにオープンした「ザ・エンターテイメント・スイート」だ。

 

 

2017年7月に新たにオープンした「ザ・エンターテイメント・スイート」。内装を手がけたのは、2015 年の同ホテルの全室改装も担当した香港の新進気鋭の建築家、ジョイス・ウォン氏。モダンでありながら、我が家を思わせるようなくつろぎ空間が広がる。

 

 

 この部屋の“すごさ”は、その設備にある。まずは最新鋭の機能が備わった本格的なキッチン。ここでは自分で調理することも可能だが、ホテルのシェフによる最大10名までのプライベートダイニングも楽しめる。お抱えのシェフを招いてもいいだろう。

 

 また、1930年代のアメリカのジュークボックスやDJブース、巨大プロジェクターやVRゴーグルまで完備しており、その名にふさわしく“エンターテイメント”がこれ以上ないほど充実しているのだ。

 

 さらに、壁側のキャビネットの中には、シガーやワイン、シェフお手製のロリポップフォアグラやスナックまでよりどりみどり。いつもとは少し気分を変えて、友人たちを招いてのパーティを開くのにももってこいの空間である。

 

 

Fresh Bed スリープシステムを導入したベッド。ベッドの右半分と左半分、それぞれ温度を調節できる。

 

天然の大理石で造られた湯船。奥にはふたつの洗面台がつづく。

 

壁沿いのキャビネット(2枚目写真左手)のなかには、レストラン「アンバー」のソムリエが厳選した高級ワインをはじめ、軽食やスイーツ、ポップコーンマシーンまで用意されており、そのなかにはキューバの葉巻も。

 

 

 一方、このホテルで忘れてはならない場所が、8年連続ミシュラン二ツ星を獲得しているレストラン「アンバー」だ。リチャード・エッケバス料理長による、フルコースなのにライトでヘルシー、けれど存分に満足感を与えてくれる独創的な料理が味わえるのだ。

 

 

ミシュラン二ツ星のモダンフレンチ・キュイジーヌレストラン「アンバー」。料理長が日本通ということもあり、食材の多くを九州から調達している。星付きレストランとしては珍しく朝からオープンしており、朝食では本格的な和定食も楽しめる。

 

 

 リチャード氏は大の日本通でもあるため、食材のほとんどを九州から調達しており、“旨み”に重きを置いた、どこか和の要素が感じられる料理を楽しむことができる。しかも彼の企てによって、日本でも有名な鮨職人が手がける鮨処が、来年オープンする予定だという。

 

アンバーの料理長兼ホテルの総料理長であるリチャード・エッケバス氏。各国の有名シェフと親交が深く、頻繁にコラボ企画を開催している。プライベートではハーレーとブガッティを乗り回すワイルドな一面も。

 

 

 常に新しいことにチャレンジし、進化し続ける「ザ・ランドマーク マンダリン オリエンタル 香港」。また次の日から全力で仕事に取り組みたくなる、最高にエネルギッシュなHIDEAWAYである。

 

同ホテルのスパ施設は他とは一線を画す。ここは、ヒート&ウォーター オアシス。右手に横たわれば、岩盤浴のごとく身体を芯から温めてくれる。他にも、本格的な伝統ハマムやローマ式ラコニウムなど、サウナも豊富に揃っている。施術の前後に使用が可能だ。

 

 

ザ・ランドマーク マンダリン オリエンタル 香港

The Landmark, 15 Queen’s Road Central, Hong Kong

TEL: +852 2132 0188

www.mandarinoriental.co.jp/landmark/