RALPH LAUREN FOR THE RAKE 'BEARFOOT NEGRONI BEAR' WATCH

ザ・レイク通販別注の
ポロベア ウォッチ第2弾

June 2021

 

THE RAKEとのコラボレーションウォッチ“ネグローニ・ベア”の第2弾は、モルディブのリゾートで寛ぐポロベアをイメージ。ホワイトのディナージャケット、ネイビーブルーのトラウザーズに、あえての“裸足”というアメリカン・クールスタイルだ。トラウザーズに合わせたカラーの写真のカーフストラップのほか、同じくネイビーブルーのナイロンストラップが付属。世界限定200本。ケースバックにはシリアルナンバー入り。自動巻き、SSケース、42mm。US$1,950 Polo Ralph Lauren at The Rake

 

 

 

 この小さなクマは、実はジェットセッターである。世界の有名な場所に奇跡のように現れる彼の姿を追うと、彼の旅行のペースに驚かされる。私が話しているのは、もちろんラルフ ローレンのポロベアのことだ。しかし、世界中の人々と同様に、2020年はポロベアにとっても静かに自分自身を見つめる年となった。そこで、世界が正常に戻ったらどこに行きたいか彼に尋ねると、即座に答えが返ってきた。「モルディブさ」。

 

 

モルディブにある世界で最もラグジュアリーなリゾート、ファリ諸島。THE RAKEはこのリゾートにおいて、世界初の実店舗をオープン。

 

 

 

 モルディブのファリ諸島は、THERAKEが初めて実店舗を構えた場所。4つの島には、3つの最高級ホテル、280のヴィラ、ワールドクラスのダイビング・センター、高級レストランやビーチクラブなどがある。首都マーレからスピードボートで約40分の距離にあり、この地域で最大の開発規模を誇っている。

 

 そこで、ラルフ・ローレン氏と一緒に特別なポロベア ウォッチの第2弾を作るという機会を得た私たちは、旅の素晴らしさを思い出させてくれるような時計をデザインしようと決めたのだ。

 

 

THE RAKEオンライン通販で限定発売されているスイムウェアとポロシャツに配された「ベアフット・ネグローニ・ベア“デイ”」。

 

 

 

 このパンデミックは、我々にとって大きな経験となった。一日も早く終息し、人々が生きていること、素晴らしい家族や友人に恵まれていることに感謝できる日が来ることを祈っている。こんな暗黒の時代には、優しさ、温かさ、そして喜びを象徴するものが必要だ。そしてポロベアほど、そのシンボルとしてふさわしいものはない。そこで昨年、THE RAKEとポロベアの初めての時計を誕生させた(日本版ISSUE38参照)。この第1弾のポロベアは、象徴的なブラックタイに身を包んでいた。

 

 第2弾となるネグローニ・ベアのデザインを考えたとき、私たちはモルディブにいる彼の姿を想像した。そこでサルトリアの達人である彼に、モルディブでのスタイルを聞いてみた。「白のダブルブレストのピークド・ラペルのディナージャケットに、ブルーのイブニングパンツを合わせたいですね」。そして彼はこう付け加えた。「自分の足の裏で砂を感じたい。正確に言うと、“肉球”で砂を感じたい」。私たちはすぐに、究極のトロピカル・ブラックタイを思い浮かべた。ジャマイカのラウンドヒルにある自宅で、白いディナージャケットやクリーム色のスーツを着用し、裸足でいるラルフ・ローレン氏のスタイルだ。

 

 

ジャマイカのラウンドヒルと呼ばれる海辺の楽園で休暇を過ごすラルフ・ローレン氏とリッキー・ローレン氏。裸足で寛ぐこのスタイルからインスピレーションを得て、特別なポロベア ウォッチが誕生。

 

 

 裸足になるというカジュアルなアイデアはアメリカ的なものだが、そのルーツは何だろうか? 1953年、『ライフ』誌は若きジョン・F・ケネディと婚約者ジャクリーンを取材した。そのときに撮られた写真は、アメリカの政治的・社会的貴族のカップルが遊んでいる自然な姿。彼らの魅力と互いへの愛が伝わってくる。

 

 重要なのは、この写真が当時のアメリカの輝きと楽観主義のすべてを凝縮していることだ。驚くべきことに、彼らはほとんど靴を履いておらず、撮影時も裸足だった。それまで欧州の上流階級は、決して靴を履いていない姿を人に見せなかったので、非常に画期的なことだった。これがアメリカン・クールの象徴となったのだ。

 

 ラルフ ローレンは、常に究極のアメリカン・エレガンスを表現してきたブランドだ。その成功は、カジュアル・クールを理解し高めたことによる。ローレン氏とファミリーは、モントークの自宅で裸足で遊ぶ姿をよく目撃されている。ビーチでの生活にインスピレーションを得たローレン氏は、2018年のランウェイでモデル全員を裸足で歩かせたほどだ。

 

 

ジョン・F・ケネディと婚約者ジャクリーン。ハイアニス・ポートにある別荘にて。

 

 

 

 私たちは“裸足のポロベア”というアイデアをローレン氏に提案したところ、彼は笑いながらこう言った。「じゃあ、第2弾の時計は裸足のクマがいいのかい?」。私は答えた。「ローレンさん、これ以上クールなものは思いつきません。モルディブでロマンティックなディナーを楽しむポロベアは、まさにエフォートレスなこのイメージなのです」。旅の再生を象徴するこのイメージをローレン氏は気に入り、快諾してくれた。

 

 

Ralph Lauren For The Rake Bearfoot Negroni Bear watch
Ralph Lauren For The Rake Bearfoot Negroni Bear watch

 

 

 こうして裸足のポロベアのデザイン制作がスタートした。難しかったのはカラースキームを決めること。ラルフ ローレンから特注のフォーマル・トラウザーズとディナージャケットをお借りしたのが役に立った。アイボリーのジャケットは文字盤の色に、ブルーのトラウザーズはカーフストラップの色に採用。また、多くの人がプールや海でも身に着けるだろうと考え、インターチェンジャブルのナイロン製ストラップも付属させた。

 

 裸足のポロベアは、第1弾と同様に、仲間意識、エレガンス、そして前向きな人生の象徴といえるジンベースのカクテル“ネグローニ”を手にしている。暗闇の中で鮮やかに燃えるようなネグローニ・オレンジは、絶望に対する抵抗を表現している。また、5時のインデックスにもこの色を配した。なぜ5時なのか? それは、いつも世界のどこかで、5時を迎えているからだ。この第2弾のポロベア ウォッチが、所有者に美しさと温もりを感じさせ、また世界をともに旅することで人々に多くの笑顔をもたらすというミッションを達成することを願っている。

 

 

アイコニックなスタイルが際立つ

レギュラー3モデル

ポロ ラルフ ローレンの初のウォッチコレクションとして登場した、「ポロベア ウォッチコレクション」。ダイヤルにはアイコニックな3つのスタイルのベアが描かれている。いずれも愛らしいベアが目を惹くユニークな時計だが、スイス製のキャリバーRL200を搭載しており、シースルーバックからはコート・ド・ジュネーブやペルラージュといった美しい装飾を見ることができる。

左から:ツイードジャケットにジョッパーズというスタイルの「ベッドフォードベア」。ストラップはタータンシルクまたはタンレザーのふたつのオプションが用意されている。¥242,000/ダブルのディナージャケットとデニムというラルフ・ローレン氏ならではのフォーマルルックを完璧に体現した「タキシードベア」。ストラップにはブラックアリゲーターを採用している。¥269,500/1989年の広告写真でラルフ・ローレン氏が着こなしたデニムスタイルからインスピレーションを得た「デニムフラッグベア」。ストラップはユーズド加工デニムまたはレザーの2種。¥242,000 すべて自動巻き、SSケース、42mm。all by Polo Ralph Lauren(ラルフ ローレン TEL.0120-3724-20)