James Bond’s Top 10 Most Rakish Style Moments

ジェームズ・ボンドが
最もRAKISHだった瞬間BEST 10

Tuesday, January 7th, 2020

ロジャー・ムーア@黄金銃を持つ男(1974)

 

 ロジャー・ムーアは演技の天才であり、彼以上にうまくボンドを演じられる人物はいない。そして彼はフレアーパンツを履いた初めてのボンドにもなった。しかし、より幅広のトラウザーズとラペルがトレンドに戻ってきているいま、彼の仕立ては再び新鮮に見える。

 

 彼のミディアムグレイのフランネル製チョーク・ストライプのダブルブレステッド・スーツは、時代を超えた一着だ。サヴィル・ロウ式の6つボタン1つがけ、ピークドラペルと深いサイドベンツが特徴である。

 

 スラントしたサイドポケットにはフラップが付いており、スーツの袖口にはリンクボタンが付き、フレア気味にカットされている。 このレイキッシュなディテールは復活に値する。これはまた、ムーアの友人であるパトリック・マクニーにも好まれ、彼がスティードを演じたテレビシリーズ『おしゃれ㊙探偵』にも登場した。また1990年代にポール・スミスが同じカフを使用し、短いリバイバルを果たした。

 

 ムーアはこのスーツに、ピンクのシャツと厚いシルク製のワインレッドのネクタイを合わせていた。

 

 

ロジャー・ムーア@007 死ぬのは奴らだ(1973)

 

 1970年代のボンドのファッションは、やや“やりすぎ”であったが、この映画におけるロジャー・ムーアのダブルブレステッド・カシミア製チェスターフィールドのエレガントな装いは注目に値する。洗練された6つのホーンボタンで留められたダークネイビーのジャケットは、シルク・ベルベットのトップカラーで引き立てられている。

 

  コンジット・ストリートのシリル・キャッスルによってカットされた袖には、ターンバック・カフと特大のボタンが1つ付いている。ボンドが遭遇するハーレムのド派手なファッションとは対照的に、それはいい意味で非常に保守的だ。

 

 

ピアス・ブロスナン@ダイ・アナザー・デイ(2002)

 

 ファッション的には不毛の時代だといわれるティモシー・ダルトン主演時代の後、ピアース・ブロスナンは映画に新たな弾みをつけた。

 

 ローマン・ブランド、ブリオーニによる仕立てで、ブロスナンはヒーローの魅力を取り戻した。ボンドは以前よりも国際的なスタイルに身を包んだが、イギリスの感性はまだ残っていた。

 

『ダイ・アナザー・デイ』のシーンで、敵から逃げて香港港を泳いだ後、5つ星ホテルのロビーに迷い込むシーンは必見だ。濡れたパジャマ姿で、ホテルのマネージャーにいくつかリクエストをして、完璧な007に変身する。これこそが“ボンド・ファンタジー”だ。

 

 

ダニエル・クレイグ@カジノ・ロワイヤル(2006)

 

 1967年のパロディ版『カジノ・ロワイヤル』の後、元の小説に忠実な“シリアス・ヴァージョン”を作る際、ダニエル・クレイグは新しい007として、幾多の論争を経てキャステイングされた。

 

 新しい007は、かつてない魅力を放っていた。彼はいくつかの素晴らしい着こなしで人々を惹きつけた。

 

 彼はもっともタフなボンドだった、最初の2つの殺人は実にリアルだった。オリジナルのファンは彼の冷徹な姿勢を喜んだ。

 

 クレイグのスーツ姿は、ライバルのブロスナン、ムーア、レーゼンビー、またはコネリーほど象徴的ではなかった。しかし、彼はカジュアルをうまく着こなした。 ヴェネツィアのヨットで着用したダークブルーのショールカラーのカーディガンは、エレガントでありながら男性的だ。VネックTシャツの上に着るだけで、スティーブ・マックイーンさながらのスタイリッシュさだ。

 

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