HOW TO SELECT YOUR FIRST CIGAR

初めてのシガーの選び方

September 2018

 

 

 次にチェックすべきはダメージだ。割れたり、ひびが入っているラッパーは避けるべきだ。いい店は決して傷んだシガーを売るようなことはしない。もし手持ちのシガーの中にひび割れているものがあっても、吸ってしまってかまわないが、もしシガーのフット(火をつける方)が球根上に膨らんでいるものがあったら、湿度が高すぎた証拠であり、そのシガーは吸わない方がいいだろう。

 

 最後のステップはコンディションのチェックだ。ショップの場合、スタッフに最適なものを選んでもらおう。もし、あなた自身がシガーを触ることを許された場合は、シガーは繊細で傷みやすいものゆえ、細心の注意を払うべきだ。チェックが終わったら、キチンと元の場所に戻すこと。もし強い香りのアフターシェーブ・ローションやハンドクリームなどを手に塗っていたり、手が汚れていたら、キチンと手を洗って、消毒するべきだ。いずれにせよ、なるべくスタッフにお願いするのがいい。

 

 通常シガーをチェックするときは、3つのポイントがある。フット、バンド、そしてヘッドだ(上の図で示したところ)。個人的に探すのは、触ったときの湿り気が多すぎず、また乾燥しすぎていないシガーだ。親指と人差し指の間に、柔らかな弾力を感じるものが最上だ。過度の圧力は必ずシガーを痛めてしまうので、決してやりすぎないこと。

 

<やるべきこと>

・とにかくお店の人にいろいろ聞いてみること。あなたが初心者であることを、スタッフに知らせよう。ビギナーには、どのブランドがいいかアドバイスしてくれる。また、取っつきにくい、クセのあるブランドをチョイスしてしまい、シガーそのものを嫌いになってしまうことを避けられる。

・ショップスタッフに、最初から予算を伝えよう。シガーは価格がすべてではないといったが、シガーは10ポンド(約1500円)以下のものから、5000ポンド(約71万円)以上するものまである。もちろん、それは初心者には高すぎる。

・スタッフに、どのくらいの時間をかけてシガーを吸うつもりか伝えよう。長過ぎるシガーを選んでしまい、途中で火を消して、また翌日吸ったりすることのないように。もうベストの状態ではないし、楽しめるものではない。

 

<やらぬべきこと>

・耳元で指に挟んだシガーを回転させないこと。(ギャングスタ―映画の見過ぎに違いない)

・フットやラッパーに匂いを嗅ぐために、シガーを鼻につけること。

・シガーに手を触れる際には、必ずショップスタッフの許可を取ること。扱いに慣れていないなら、すべてスタッフにまかせよう。万一シガーにダメージを与えてしまったら、料金を請求されても仕方がない。

 

Special Thanks to Edward and Eddie Sahakian of Davidoff of London

 


 

ダビドフ オブ ジュネーブ

 

日本における信頼出来るショップといえば、まず挙げたいのは、ダビドフ オブ ジュネーブの直営店だ。銀座、東京ミッドタウン、帝国ホテルにそれぞれ位置する。初心者でも安心してすべてを任せられる良店である。

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