HOTELS DELUXE Vol.02

ホテル連載 第2回:高層階のプールを安息地にする

March 2020

非日常的な空間で泳ぎ、水に触れて心を鎮め、自分のペースを取り戻したい。ラグジュアリーホテルならではのサービスはもちろん、会員になるとさまざまな特典があるのも魅力的だ。

 

 

<コンラッド 東京>

 

宿泊者(無料)と会員が利用可能。「水月スパ&フィットネス」個人会員は入会金150万円、保証金10万円、年会費45万6千円(税込)。「ザ・スパ・クラブ」会員は半年13万8千円/一年24万円(税別)。

 

 

 コンラッド東京の29階にある「水月スパ&フィットネス」には、都内のホテルでは珍しい25mプールがある。東京らしいシティビューが楽しめるシックで幻想的な空間は、精神統一にも最適。月に一度の満月の夜には、プールサイドでの「ムーンヨガ」も開催されている。

 

 また、昨年から会員制プログラム「ザ・スパ・クラブ」がスタート。会員は、月に1回のカスタムスパトリートメント(フェイシャルもしくはボディ)に加え、同日のフィットネスエリアやスパエリア、スタジオレッスンの利用が可能になる。定期的なトリートメントを通して、トレーナーやセラピストたちが健康的なライフスタイルの実現をサポートしてくれるのだ。心と身体を健やかに保つメンテナンスとして大いに活用したい。

 

コンラッド東京

TEL.03-6388-8620

www.conradtokyo.co.jp

 

 

<シャングリ・ラ ホテル 東京>

宿泊者(無料)と会員(フルタイム会員もしくはオフピーク会員)が利用可能。フルタイム会員は入会金25万円、年会費60万円で、オフピーク会員は入会金15万円、年会費42万円(いずれも税別)。

 

 

 香港が出自であるシャングリ・ラ ホテル 東京は、風水をもとに建てられている。訪れるたびに不思議と活力がみなぎるというゲストも多い同ホテルの29階に位置する「Chiスパ」のプールには、朝訪れることをオススメしたい。

 

 朝日とともに姿を現す富士山を拝みながらプールでひと泳ぎし、ジャグジーやサウナでリフレッシュ、そして人気の生搾りメロンジュースをはじめとする朝食をとれば、清々しい1日のはじまりとなるだろう。

 

 しかも、東京駅からは徒歩約1分であるため利便性も高い。フルタイム会員であれば、すべて無料レンタルできるので手ぶらでOKだ。他のホテルと同様に、会員になるとさまざまな特典があるのにもかかわらず、価格がお手頃であるのも嬉しい点である。

 

シャングリ・ラ ホテル 東京

TEL.03-6739-7888

www.shangri-la.com/jp/tokyo/shangrila/

 

 

<ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町>

宿泊者(無料)と会員が利用可能。個人会員は入会金120万円、保証金200万円、年会費36万円(税別)。

 

 

 ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町の30階に位置する「SPA&FITNESS KIOI」のプールは、まるで空を泳いでいるような気分になる。大きな鏡や窓、天井の約半分を占めるサンルーフなどにより、まるで浮揚しているように感じられるのだ。

 

 また、プールサイドにはデッキチェアだけでなく、ジェットバスを完備しているため、温まりながらぼんやりと地上約140mからの景色を眺め、ゆっくりすることもできる。18歳未満は利用不可なので、大人のための落ち着いた空間となっているのも実に魅力的といえよう。

 

ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町

TEL.03-3234-1158

www.princehotels.co.jp/kioicho/

 

 

<パーク ハイアット 東京>

宿泊者(無料)と「クラブ オン ザ パーク」の会員が利用可能。入会金200万円、保証金300万円、年会費30万円(税別)。

 

 

 地上180メートル、45・47階という圧倒的な高層階に位置するのが、パーク ハイアット 東京の「クラブ オン ザ パーク」だ。なかでも四方をガラスに囲まれたプールには緑も配され、この上ない非日常の空間が広がっている。

 

 大きな窓が天井まで設らえていることにより、日中は陽の光がたっぷり差し込み、夜にはパノラミックな夜景を望むことができる。4レーンもある大きなプールに加え、天井高15mということもあり、室内なのに実に開放的。一面に広がる東京ビューを眺めつつ、日常を忘れてひと息つきたい。

 

パーク ハイアット 東京

TEL .03-5323-3434

www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/park-hyatt-tokyo/tyoph

 

 

<グランド ハイアット 東京>

プールに入ると目線は自然と右の窓の高さに。天気がよければ、富士山が見えることもある。1泊100 万円(税・サ・宿泊税別)。

 

「グランド ハイアット 東京」の最上級スイートルームである、天井高5m、広さ260㎡を誇るプレジデンシャル スイートにはプールが完備されている。

 

 サイズは3m×12m、深さは1.05mあり、軽く泳ぐには十分な大きさ。プライベート空間を約束してくれるだけでなく、プールサイドでお酒を飲みながらゆっくりできるのがこの部屋ならではの特権だ。

 

 屋外にあるため、気持ちのいい風を感じながらくつろげることも最高。客室内にはスピーカーなどの設備も充実しているため、夜には部屋で映画を楽しむのもいいだろう。

 

グランド ハイアット 東京

宿泊予約:TEL.0800-222-0680

www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/grand-hyatt-tokyo/tyogh

 

本記事は2019年7月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

 

 

<本連載の記事は以下より>

Vol.01 ホテルでクルマを愉しむ

Vol.02 高層階のプールを安息地にする

Vol.03 ホテルの名物料理

Vol.04 素敵なテラスのある客室

Vol.05 最新ルーフトップバー

Vol.06 ルームサービス限定の一皿 其ノ一

Vol.07 ルームサービス限定の一皿 其ノ二

Vol.08 バーバーで男を磨く

Vol.09 名物手土産 -定番編-

Vol.10 名物手土産 -缶クッキー編-

Vol.11 名物手土産 -アロマ編-

Vol.12 ドライサウナがあるホテルのスパ

Vol.13 夏限定の麺料理