HOW to WEAR, HOW to ENJOY!

鴨志田流着こなし術Vol.1
春の装いは巻き物でアクセントを

Tuesday, May 19th, 2020

世界にその名を轟かせている日本人きってのウェルドレッサー、

ユナイテッドアローズの鴨志田康人氏。氏のエレガンスの秘密を紐解く

新連載第1回は、氏の大定番である巻き物について。

 

photography jun udagawa  text yuko fujita

 

 

鴨志田康人/Yasuto Kamoshita

1957年生まれ。ビームスを経てユナイテッドアローズの設立に参画。2004年からクリエイティブディレクターを務め、昨年よりクリエイティブアドバイザーに就任。07年、自身のブランド「カモシタユナイテッドアローズ」を始動。ピッティウォモにも出展している。The Rake Onlineでの取り扱いも始まった。スカーフ¥11,000 Paul Stuart(SANYO SHOKAI カスタマーサポート TEL. 0120-340-460) ブルゾン、ニット、トラウザーズ property of Yasuto Kamoshita

 

 

 バブアーのスペイジャケットにスローンのシルクニット、アンダーソーン&シェパードのスーツのトラウザーズによるモノトーンコーディネイト。そこにワンポイント足したスカーフの黒ベースに白と赤の柄が、絶妙なアクセントになっている。100cm×100cmだが、ガーゼ素材ゆえコンパクトに巻ける。

 

 スカーフを中心とした巻き物は、鴨志田氏の装いにおいてとても身近な存在だ。最近はよく小さなスカーフをサラリと巻いているイメージがある。

 

「シャツを着ないでスーツを着るとき、例えば今日のようなポロシャツを合わせたらミニマルでスポーティでかっこいいと思うんですけど、自分には何か少し物足りないんです。そんなときはスカーフを取り入れるようにしています」

 

 ひと口にスカーフといってもサイズはさまざまだ。今はあまりボリュームがなく、チラッとアクセントになりながらコンパクトにまとまるものがオススメとも。

 

「そういった点では、今日着けているフラテッリルイージのスカーフは、細長くてコンパクトにまとめられて、とても便利です。巻き方に決まりはないし、いろいろな巻き方を試して自分らしくっていうのを常に考えているので、気分によって巻き方は変えます。でも、基本は(2,3ページで紹介している)固結び。使い勝手がいいので、これを覚えておくと大変重宝します」

 

 スカーフの色合わせはどうだろう。

 

「ひとつはブルーグラデーション、もうひとつは黒を基調としたスタイルで、ともに色をまとめています。フランス人のように自身のスタイルに自然に馴染んだように収まっている感じが好きなのもありますが、最初は色をちらかさずにトーンを揃えてあげると合わせやすいと思います。思いきった差し色は慣れてきたらチャレンジしてみるといいでしょう」

 

 その効能を覚えると、スカーフはなかなか手放せなくなるアイテムでもある。

 

「スカーフってしていない人には抵抗あるかもしれないですけど、すべては慣れだと思います。今はあっさりしたスタイルの人が多いので、そういうときにポイントを作れて、すごく効果的なアイテムなんです。ちょっとユニセックスというのかな。フランス的ってそういうことだと思うんですけど、程よい色気を出すつもりでサラリと巻けばいい。ドレスアップするわけではなくて、気軽にカジュアルに楽しむのがいいと思います」

 

 

 

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