Saturday, May 23rd, 2026

パネライが放つ、50気圧防水を叶えた驚異のスケルトンGMT

 イタリア海軍の計器製造をルーツに持つパネライから、6月8日の「世界海の日」を祝す最新鋭のツールウォッチ「サブマーシブル GMT」が登場した。
最大の特徴は、複雑な機構を露わにする自動巻きスケルトンキャリバー「P.4001/S」を搭載しながら、50気圧(水深500m)という驚異的な防水性能を実現した点。3Dプリンター技術を用いた「チタンDMLS」製の47mmケースは、極限の耐性と軽量化を両立。スケルトン構造特有の繊細な美しさと、プロフェッショナルが求める堅牢性という、相反する要素を高次元で融合させた。ダイヤルには特許取得の偏光日付表示システムを採用し、ムーブメントの緻密な動きを遮ることなく視認性を確保。さらに、海洋の信号機にインスパイアされたオレンジ色のGMT針が、いかなる条件下でも鮮明に第2時間帯を指し示す。
 またパネライは、建造90周年を迎えた自社所有のクラシックヨット「アイリーン号」がレガッタ競技へ復帰することも同時に発表した。海に育まれた歴史を大切に守りながら、未知なる深海へと技術の極限を広げていく。革新的なテクノロジーを纏った本作は、伝統と冒険を愛する粋人の腕元に相応しい、新たな名品となるだろう。

 

 

text Nobuhiko Takagi