Friday, November 13th, 2020

THE NEW TESTAMENT

若きエリートの見る未来
“ニュー&リングウッド”

フレディ・ブライアンスは、このブランドをずっと前から知っていたと言う。
ただしソックスを売る店としてだが……。
そして今、彼はニュー&リングウッドをチャレンジングな未来へと導いている。
若きCEOがTHE RAKEに語る、このレーベルの“緊張感”が成功の鍵となる理由とは?
text nick scott

Freddie Briance / フレディ・ブライアンスニュー&リングウッドCEO。2012年、オックスフォード大学卒業。19年、世界屈指のビジネススクール、ロンドン・ビジネス・スクールにてMBA取得。トーマス ピンク、アバークロンビー&フィッチ、アマゾンなどで経験を積む。19年からニュー&リングウッドCOO、20年より現職。

 ニュー&リングウッドは、1世紀半以上にわたって、ブリティッシュ・スタイルを代表してきたブランドだ。過去5世代において名門イートン校の公式制服のアウトフィッターを務めるなど、文字通り“オールド・スクール”の愛好家に好まれてきた。その顧客リストには、王族(ウィリアム王子、ハリー王子、マイケル・オブ・ケント)、政治家(ディビッド・キャメロン、ボリス・ジョンソン)など、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。大胆さと落ち着きを兼ね備えたフラッグシップ・ショップは、ジャーミン・ストリートのピカデリー・アーケードに位置している。ボー・ブランメルの像の後ろに立って見ると、彼は2つのドアのうちどちらへ行くか迷っているように見える。

 今日のブランドは、ロンドン・ビジネス・スクールの卒業生である若いCEO、フレディ・ブライアンスが舵を取る。ブライアンスは、気さくで、洞察力に富み、頭脳明晰で、意欲的である。彼は近々、ニュー&リングウッドはイノベーションを起こし、ビジネスは非常にエキサイティングになるという。ニュー&リングウッドの新たな章について、語ってもらった。

ビジネスとしてのファッションが好き スタイルに関しては、自分の好きなものとそうでないものが、いつもはっきりしていました。しかし、ファッションや小売業が自分のための世界だと、突然ひらめいたわけではありません。それはむしろ、断続的な気づきの連続から導き出されたものでした。私はファッション・プロダクツが好きでしたし、それは小売業の中核を成すものでした。私はファッションの、ビジネス的な側面に興味を持っていたのです。私の両親は、私が幼い頃から、ある兆候があったと言っています。私がひとつの服や靴に魅力を感じると、それが次のトレンドになることが多々あったのです。

本記事は2020年9月25日発売号にて掲載されたものです。
価格等が変更になっている場合がございます。あらかじめご了承ください。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 36

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