Kioicho Plaza Clinic Vol.03

お金が少々かかってもいいから
とにかく「痛くない」
最高の歯科治療をしたい人へ

Tuesday, June 18th, 2019

———最近口臭が気になります。何が原因なのでしょうか? どうすれば予防できますか?

 

「口臭の原因は、歯周病菌が食べかすなどを分解するときに発生するガス(硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイド)です。細菌は舌の上にも多量に存在しますので、舌用ブラシを使って、舌を磨くことも効果があります。健康な舌はピンク色をしていますが、不健康な舌は真っ白な舌苔(ぜったい)がついています。白は細菌がついている舌の色なのです。

 口臭のみならず、歯周病も虫歯も、原因は細菌です。口の中には300~700種類の細菌が存在するといわれ、そこにはいい菌(善玉菌)も悪い菌(悪玉菌)もおり、“口内フローラ”を形成しています。そのバランスが大切なのです。そこで口内除菌を行なって、(悪玉菌)を減らすことが重要となってくるのです。“MeDeS®(メデス)”と呼ばれる除菌水を使って口内除菌治療を行なうと、(悪玉菌)は劇的に少なくなります。最近の研究では、口の中の健康は、全身の健康に影響を与えることがわかっています。歯茎から歯周病菌が血液内に侵入し、糖尿病や心筋梗塞や脳梗塞や認知症など、さまざまな病気を引き起こす原因になるといわれています」

 

左は口内除菌前、右は口内除菌後。細菌が激減しているのがわかる

 

———歯茎がブヨブヨで、血が出ます。どうすればいいでしょうか?

 

「原因はふたつあります。ひとつは歯周病が進行し、歯茎の裏打ちとなる骨が溶けている状態です。もうひとつは歯の根っこの中にウミがたまる根の病気です。いずれにしても、すぐに歯科医へ行って下さい。困ったことに、これらの症状はあまり痛みを伴わないのです。しかし痛くないからといって放っておくと、抜歯に繋がります。歯周病予防にも、先ほどの口内除菌が有効です。いずれにしても、定期的に歯科医へ通うことです」

 

家庭でも使える、口内除菌水“MeDeS®(メデス)”。日々の習慣にしたい。

 

———歯並びが悪いのです。大人になってからでも矯正できますか?

 

「矯正治療は何歳になっても可能です。当院でも、大人の矯正が大半を占めています。当院では従来の矯正治療の欠点を改善した“ジルコニアブラケット”とマウスピース矯正と呼ばれる最先端の矯正治療を行なっています。ジルコニア・ブラケットは弱い力で移動をスムースに行い、痛みが少なく、治療期間を大幅に短縮出来る方法です。装置が歯の色と似ているため目立たず、小さいので違和感も軽減されます。マウスピース矯正は、従来のように型を取るのではなく、特殊なカメラで歯を3D撮影し、コンピュータが歯並びを改善する過程を予測しマウスピースを作成する最先端の方法で行っています。このマウスピースを1~2週間おきに交換して歯を動かしていきます。目立たないのと時間が短縮されるのと、食事や歯磨きの時に外すことができるのがメリットです。従来の歯の裏から行なう矯正方法は時代遅れです。つけるのは前やマウスピースだけれど、目立たずに短時間で終わる矯正治療がトレンドです」

 

 

画像提供:Align Technology Japan Inc.

 

 

このカメラで3D撮影をしてマウスピースを作成する。このカメラで撮影すると、かぶせ物や詰め物をつくるための、型どりが必要がなくなるという画期的な機器。

 

———年を取って、出っ歯になったような気がします。気のせいでしょうか?

 

「気のせいではありません。虫歯治療の繰り返しや歯ぎしりなどで奥歯が低くなったまま放置すると、下の前歯によって上の前歯が突き上げられ、前歯が出て来るのです。そういう人は、実はたくさんいます。これを避けるには、奥歯をもとの高さに戻すことです。そうすると顔のシワやタルミも減って来ます。大事なのは適切な“噛み合わせ”なのですが、残念ながら日本の保険治療に“噛み合わせを治す”というチョイスはないのです」

 

噛み合わせについて説明する根深先生。健康と若さを保つために、噛み合わせはとても重要だ。

 

———もうすべての歯を失ってしまったのですが、何か出来ることはありますか?

 

「入れ歯が合わなくて悩んでいる。多数の歯を失って噛めない。すべての歯がぼろぼろになってしまったから、とにかくなんとかして欲しい。そんな患者さんのために“オール・オン・フォー”という方法があります。これは4本のインプラントのみですべての歯を支える方法で、一日で、寝ている間に、抜歯・インプラント手術から仮歯まで入るという画期的な手法です。施術には高い技術が必要となりますが、時間と患者さんへの負担が抑えられます。久しぶりに歯を取り戻して、嬉し泣きする患者さんも多い。自分の歯でモノを噛めるのは、何よりの喜びなのです」

 

画像提供:ノーベル・バイオケア社

 

 

 ファッションなら着替えればいい。クルマなら乗り換えれば済む。しかし自分自身の歯は、一度失ったら二度と元に戻らない。歯に対する正しい知識を持ち、定期的に歯科医院に通うことは、スーツを新調することよりも、よほど重要だ。

 

 お話を聞けば聞くほど、日本の保険による歯科医療は問題が多いと言わざるを得ない。自由診療は高いと思われている方が多いと思うが、長い目で見れば実にリーズナブル、そしてコレクトなチョイスなのだ。

 

 

<紀尾井町プラザクリニック>

東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル2階

Tel:0120-850-118

完全予約制・予約受付時間:9:30〜18:00

休診日:水曜日・日祝日

www.kpc-biyou/jp

 

portrait photography  tatsuya ozawa

 

 

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