Monday, March 27th, 2017

第25回モンブラン国際文化賞
日本では坂本龍一氏が受賞

 1906年――ドイツのハンブルクでその歴史がはじまった筆記具の名門モンブラン。筆記具だけでなく、レザーアイテムや時計に至るまで数々の名作を生み出している。しかしそれだけではない。現代の芸術・文化における支援にも余念がなく、1992年には世界で唯一の文化表彰「モンブラン国際文化賞」を創設。各芸術分野における支援者“アートパトロン”を讃えるため、毎年、世界16カ国でアートパトロンたちを選出している。
 日本では過去に、オノ・ヨーコさんや小澤征爾氏、熊川哲也氏を受賞者として選出。今回は、音楽家の坂本龍一氏が選ばれた。自ら音楽活動を続けながらも、若いミュージシャンとの作品を数多く発表し、幾度となくコンサートを主催。彼らの才能を大勢の聴衆に紹介してきたことが、今回の受賞に繋がったのだという。
 坂本氏は「年を取ってくると上の世代の責任として、下を育てなければいけない。一生懸命自分がやってきたことを伝えるのも大切な役目だと感じています。過去に受賞されている方々と並ぶと僕なんかでいいのかという気持ちが強いですが、しっかり受け止めて、これからも精進して参ります」と喜びのコメントを残した。

(写真1枚目)
左から順に、2016年受賞者の坂本龍一氏、モンブラン文化財団のチェアマンであるサム・バルドウル氏とティル・フェルラス氏。
(写真2枚目)
坂本龍一氏に贈呈された、モンブラン特別限定品「パトロンシリーズ」の万年筆のスペシャルバージョン。

モンブラン コンタクトセンター
TEL:0120-39-4810