Thursday, May 31st, 2018

世界が注目する
日本のウェルドレッサー

メンズクラシックの世界に多大なる影響力をもった
日本人の存在も忘れてはならない。
ときにトレンドを牽引し、ときにトレンドそのものを生み出す存在だ。
text yuko fujita photography giulio grisendi

加賀 健二 Kenji Kaga / TieYour Tie Florence
1964 年生まれ。タイ ユア タイの日本での立ち上げに参画。2010 年から伊セブンフォールド社の代表。フィレンツェ市内に本社兼ネクタイ工房を構え、昨年6月には「タイ ユア タイ フローレンス」をオープン。

サルトリア アレッサンドロ グエッラのウールカシミアスーツ、マロルのコットンリネンシャツ、タイ ユア タイ フローレンスのセッテピエゲタイ、イル ミーチョのビスポークシューズ。それぞれのアイテムに自分の理想のバランスをもっている。

世界中が注視するタイのスペシャリスト

 昨年6月、フィレンツェの中心部にタイ ユア タイ フローレンスをオープンさせた加賀氏は、いつの時代も変わらない、自身の確固たるスタイルを築いているウェルドレッサーだ。クラシックの世界で最も注目を浴びている日本人といっても過言ではないだろう。
この日着ていたナポリのサルトリア アレッサンドロ グエッラで仕立てたウールカシミアスーツは、襟幅9.5㎝、ゴージラインとボタン位置に加えて襟腰も低めでリクエスト。トラウザーズは股上深めで裾は21㎝と、こちらも昔から変わらない、氏のスタンダードの仕様だ。マロルのコットンリネンシャツは、カラーキーパーなしの柔らかな襟で長めの襟羽根。これも加賀スタイルの象徴だ。もちろん、ネクタイは自身が手がけているセブンフォールド社製のセッテピエゲ。クセのある一本が、氏のスタイルに深みを与えてくれるのだ。
THE RAKE JAPAN EDITION issue 21
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