Tuesday, November 8th, 2016

LEGENDARY SCOTCH WHISKIES
幻のウイスキーを訪ねる旅

ラグジュアリーでクールなスピリッツとして、今、世界中でウイスキー熱がヒートアップしている。
特に注目が集まっているのは、風土や造り手のこだわりで大きな個性が生まれるシングルモルトだろう。
幻と呼ばれるシングルモルトとその原点を探して、スコットランドの蒸留所を訪ねた。
text yuka hasegawa photography kumi saito
Issue07_P177_01

そのストックは500本とも言われ、名実ともにスコットランドを代表するスコッチ・バー。ハンドメイドのオーク素材のキャビネットにディスプレイされたコレクションは圧巻。店内では、キルトを身に纏った“ウイスキー・アンバサダー”と呼ばれる専門家が、スコットランドの銘酒の素晴らしさを伝播する。

SCOTCH at THE BALMORAL HOTEL, Edinburgh
シングルモルト愛好家のパラダイス
 
エジンバラにおけるスコッチ専門バーの最高峰として、世界中から訪れる愛好家を唸らせている「スコッチ」。同店の秘蔵のレアボトルを公開!

 スコットランドの首都、エジンバラ屈指の5つ星ホテル、バルモラル・ホテル内にあるバー「スコッチ」の壁一面を占領するキャビネットを見て、感嘆の吐息を漏らさない人はまずいないだろう。50年、60年物のプレミアム・レアボトルを含む、約500種類の銘柄を揃えるスコッチのディスプレイから醸し出される、言葉にできないほどの風格を備えた雰囲気は圧巻だ。コレクションは、スペイサイド、ハイランド、アイラ島など全スコットランドから収集される珠玉のスコッチ・ウイスキーのみであり、ここはまさにスコッチ愛好家の聖地といえる。
「スコッチだけでなく、ジャパニーズやアメリカンなど各国のウイスキーが世界的な注目を集め、その多様性がウイスキー人気に拍車をかけている昨今。人々は、まだ飲んだことのないエキサイティングなフレーバーやキャラクターを求めて『スコッチ』に来てくれる」と語り、鍵のかかった厳めしい保管庫から、最も古いボトルのひとつ「モートラック1936」とボトル番号が記された「グレンリベット1944」を丁重に取り出してくれたのは、同店でウイスキー・アンバサダーを務めるライル・ハリス氏。スコッチに関する深い知見で、ゲスト一人ひとりにあった銘柄を的確にアドバイスしてくれる、このバーのキーマンの役割を担う。
 その他、レアボトルとしてコレクターの垂涎の的である「ポート・エレン 14thリリース」や「ブローラ」などもオンリスト。文字通り、一期一会ともいえる極上のスコッチ体験を堪能できるスポットとして、ヨーロッパはもちろんのこと、アメリカやアジアなど、世界中からスコッチ・ファンがこのバーを訪れるというのもうなずける話だ。

THE RAKE JAPAN EDITION issue 07
1 2 3 4 5 6 7 8 9