Friday, December 22nd, 2017

シチリアのスターワイナリー“プラネタ”DIDACUSという最上

1995年のファーストリリースから瞬時に世界的な評判となり、
今日のシチリアワインのステイタスを築いたプラネタ社。
その礎を築いたディエゴ・プラネタに敬意を表して生まれた
スーパーシャルドネこそが、この「ディダクス」である。
text yuko fujita still photography jun udagawa

「ディダクス」は、ディエゴ・プラネタの幼少期の呼び名だ。1985 年に最初に植樹されたウルモの畑のシャルドネを厳選して手摘み。ブドウを9日間樽で発酵させ、10カ月間フレンチオーク樽で熟成。その後瓶内で12カ月熟成させる。世界限定6996 本。木箱入り。「ディダクス2014」 Planeta

ディダクスという最上の回答
 今から30年前、シチリアから「ディダクス」ほどの高品質なワインが生まれ得ると誰が想像しただろう。すべてはひとりの男のワインに対する熱きパッション、漲る愛の深さから始まった。
 プラネタは、16世紀の終わり頃からぶどう栽培に携わってきたプラネタ家の当主ディエゴ・プラネタによって、1985年に設立されたシチリアのワイナリーだ。同地がバルク売りワインの生産地にすぎず、誰もシチリアワインに対してよい印象をもてなかった時代に、ディエゴ・プラネタは娘のフランチェスカ、甥のアレッシオ、サンティとともに高品質なワイン造りを目指し、立ち上がった。彼は地場品種のぶどうだけでなく、世界的に知名度の高いシャルドネなどの国際品種を植えることで、シチリアのテロワールの素晴らしさを世界に示そうと考えたのだ。
 試行錯誤を繰り返してようやく世に送り出されたファーストリリースの94年ヴィンテージは、世界中から大喝采を浴び、迎え入れられた。
 プラネタの鮮烈なデビューはシチリアワインのイメージを一新させた。国際品種の「シャルドネ」や「メルロー」はコンクールで高評価の常連となり、彼らは次のステップとして地場品種やシチリア自体をアピールすることに着手した。今日、プラネタ社はシチリア中に6つのワイナリーをもち、それぞれ異なった手法でワインを生産している。彼らは自身の台頭によって、シチリアを世界が注目する銘醸地へと育て上げたのだ。
 ファーストヴィンテージから20年を記念して、プラネタ家に、そしてシチリアに多くの栄光をもたらし、シチリアをワインの銘醸地に育てあげたディエゴの功績を讃えるワインを造ろうと考えた。そして、メンフィ地区のウルモに、1985年、最初に植樹された4haの畑の、厳選したぶどうのみを使用し、酵母、樽、すべてにこだわりぬいて造られたスーパーシャルドネ、ディエゴの偉大な功績を讃える「ディダクス」を生み出したのだ。
 非常に繊細で洗練された果実味、酸をもち、華やかな香り、素晴らしいストラクチャーをもつ大変バランスのとれた、イタリアの最高峰と呼ぶにふさわしいシャルドネだ。エレガンスと伝統、家族、未来、そしてシチリアの大地。「ディダクス」には、プラネタのコンセプトのすべてが詰まっている。

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THE RAKE JAPAN EDITION issue 19

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