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THE RAKE編集部より、今最も感性を刺激する、旬のエンタメ情報をお届けします。

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“ミステリーの女王”、アガサ・クリスティーの代表作、『オリエント急行殺人事件』。

日本だけでも400万部以上を売り上げているというミステリーの金字塔が、

豪華キャストでまったく新しい映画作品として誕生した!

Kenneth Branagh stars in Twentieth Century Fox’s “Murder on the Orient Express.”

Kenneth Branagh stars in Twentieth Century Fox’s “Murder on the Orient Express.”

『オリエント急行殺人事件』

あの俳優がメガホンをとる!

ミステリー文学史に名を残すこの名作の映画化に、監督として名乗りを上げたのは名優ケネス・ブラナー。

監督としては『マイティ・ソー』(2011)や、実写版の『シンデレラ』(2015)を手がけたほか、

今年の『ダンケルク』での名演技も記憶に新しい名優だ。

そんな彼自身が、主人公で世界一の名探偵、エルキュール・ポアロ役を兼任する。


乗客全員が名優!

殺害される大富豪、ラチェット役をジョニー・デップが演じるほか、ミシェル・ファイファー、

ペネロペ・クルス、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチなど、超豪華俳優陣が名を連ねる!


人間の視覚に近い映像

より人間の視覚に近づけるため、65mmフィルムを用いて撮影。

しかしそのために実際のオリエント急行に乗車して撮影ができないことがわかり、

外観も含めてすべて車両を制作することになったという。

また背景に映る雪山や陸橋、駅などの大掛かりなセットにも注目したい。


『オリエント急行殺人事件』

監督:ケネス・ブラナー

出演:ケネス・ブラナー、ペネロペ・クルス、ウィレム・デフォー、ジュディ・デンチ、ジョニー・デップ、

ジョシュ・ギャッド、レスリー・オドム・Jr.、ミシェル・ファイファー、

デイジー・リドリー、セルゲイ・ポルーニンほか

配給:20世紀フォックス映画

12月8日(金)全国ロードショー

http://www.foxmovies-jp.com/orient-movie/

角川シネマ・コンサート

大スクリーンで名作映画を観ながら、フルオーケストラの生演奏で映画音楽を楽しむ、

「シネマ・コンサート」の人気が高まっている。

映像・音楽の迫力は臨場感を増幅させ、記憶に残る名シーン・登場人物の

心理模様までもが、より鮮やかに響いてくるのだ。

 

そんな中、来年4月に多くのファンが待ち望んでいた、

角川映画のシネマ・コンサートの開催が実現する。

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『角川シネマ・コンサート』

第1弾の3 作品は、角川映画 第1 作目にしてミステリー映画の金字塔、

横溝正史原作の『犬神家の一族』(1976)、

続く森村誠一原作の2作品、『人間の証明』(1977)と『野性の証明』(1978)。

この3作品のサウンドトラックを手掛けた劇伴=映画音楽界の巨 匠・大野雄二が、

本公演の為に特別に編成されたオンステージ総 勢約50 人による

スペシャル・オーケストラ・バンドを引き連 れ、

自らステージで演奏する奇蹟の公演が遂に実現!!

映画のすべてを楽しむためのシネマ・コンサートは、

映画ファンも、音楽ファンも満足させ てくれるはず。


<上映作品>

『犬神家の一族』(1976)

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「犬神家の一族」(C)KADOKAWA1976 監督:市川崑 脚本:長田紀生/日高真也/市川崑

「金田一さん、事件です!」

巨匠・市川崑がメガホンを撮った記念すべき 角川映画第1作―ミステリー映画の金字塔。

犬神製薬 当主が残した不可解な遺言状を発端として次々と起こる殺人事件に、

二枚目俳優の石坂浩二演じる名探偵・金田一耕助が挑む。

出演:石坂浩二、島田陽子、あおい輝彦、 高峰三枝子、三条美紀、草笛光子、地井武男


『人間の証明』(1977)

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「人間の証明」(C)KADOKAWA1977 監督:佐藤純彌 脚本:松山善三

「読んでから見るか、見てから読むか」

東京と NY を舞台に親子の愛を描く感動の人間ドラマ。

物語の鍵を握る台詞とジョー山中の歌う主題 歌も大きな話題を呼び大ヒットした角川映画第 2 作。

原作は作家森村誠一の代表作とも称され る。当時はまだ稀な本格的 NY ロケも見所。

出演:岡田茉莉子、松田優作、鶴田浩二、 三船敏郎


『野性の証明』(1978)

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「野性の証明」(C)KADOKAWA1978 監督:佐藤純彌 脚本:高田宏治

「お父さん、こわいよ!なにか来るよ。 大勢で、お父さんを殺しに来るよ!」

巨悪に立ち向かう孤高の一匹狼の闘いを描く、高倉健主演の壮大 なアクション大作。

実物の戦 車や火器を使用した壮絶なアクションシーンだけでなく、

孤独な 男と少女の心の交流も感動的に描く。

当時14 歳の薬師丸ひろ子 は本作でスクリーンデビューした。

出演:高倉健、中野良子、夏木勲、薬師丸ひろ子、三國連太郎


『角川シネマ・コンサート』

<出演>

■演奏:大野雄二と“SUKE-KIYO”オーケストラ

大野雄二(音楽監督・Piano,Keyboards)

作曲家として膨大な数のCM 音楽制作のほか、『犬神家の一族』『人間の証明』『野性の証明』などの映画やテレビの音楽も手掛け、数多くの名曲を生み出している。 リリシズムにあふれた、スケールの大きな独特のサウンドは、日本のフュージョン全盛の先 駆けとなった。 その代表作『ルパン三世』『大追跡』のサウンドトラックは、70 年代後半の大きな話題をさ らった。

“SUKE-KIYO”オーケストラ

市原 康(Drums) / ミッチー長岡(Bass) /松島啓之(Trumpet) / 鈴木央紹(Sax) / 和泉聡志(Guitar) / 宮川純(Organ) /佐々木久美(Vocal、Chorus) 他

■スペシャル・トークゲスト:石坂浩二

■特別開催:『角川映画ギャラリー』@東京国際フォーラム ホールA 会場内ロビー

角川映画に関する貴重な資料等、多数展示。公開当時のポスター、チラシ、台本、 市川崑監督ゆかりの品々を展示。フォトスポット「スケキヨ像」を設置(予定)。

<公演概要>

■日 時:2018 年4 月13 日(金) [開場]18:00 [開演]19:00

    2018 年4 月14 日(土) [開場]13:00 [開演]14:00

■会 場:東京国際フォーラム ホールA

■料 金:全席指定 ¥9,800(税込)※未就学児入場不可

<チケット発売>

■一般発売:2017 年12 月2 日(土) AM10 時〜

・チケットぴあ 0570-02-9999 (P コード:347-990)

専用URL:http://w.pia.jp/t/kadokawa-cinema/

・ローソンチケット 0570-08-4003(L コード:33180)

専用URL:http://l-tike.com/kadokawa-cinema

・イープラス 専用URL:http://eplus.jp/kadokawa-cinema/

■お問合せ:ディスクガレージ 050-5533-0888 (平日12:00~19:00)

■総合INFO:kadokawaeiga-concert.com

[主催] KADOKAWA / BS朝日 / ディスクガレージ / 朝日新聞社 / TOKYO FM

[協力] オフィスオーガスタ / バンドワゴン / ユーキース・エンタテインメント

[企画制作] KADOKAWA / BS朝日 / ディスクガレージ / PROMAX / 朝日新聞社

『ブレードランナー 2049』

  • In CINEMA
  • On 10月 27th, 201727日
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ついに公開される『ブレードランナー』の続編。

マスコミ試写は連日満席。さらにハリソン・フォードが来日して東京は大騒ぎ。話題性は抜群です。

一部では、アメリカでコケたという報道もありますが、

前作のカルト的人気を考えればむしろコケて上等で、そういう意味でも正統な続編作品となっており、

ファンなら納得、前作を知らない一部の人たちにも確実に刺さるであろう、

歴史的傑作といっても過言ではない仕上がりとなっています!

『ブレードランナー 2049』

今作の前に、少し前作を振り返ってみます。

1982年に公開された前作の舞台は、2019年。(今年が2017年であることを考えると、感慨深いものです)

タイレル社によって開発されたレプリカント(人造人間)が、

人間にかわってさまざまな仕事に従事していました。

この時代のレプリカント「ネクサス6型」は、人間らしい感情が芽生えやすく、

やがて各地で反乱や逃亡を企てるようになりました。

そうした反逆レプリカントを「引退」させる捜査官がブレードランナー。

前作でのブレードランナー、デッカードを演じたのがハリソン・フォードです。

↑2019年の世界として描いていたんですねー。今見ても新鮮。

公開当時は、『E.T.』の影に隠れ、あまりヒットしなかった前作ですが、

評判が評判を呼び、SF好きの間でカルト的人気を博してきました。

ファンの間であがった、「実はデッカード自身がレプリカントだったのではないか?」

という噂がリドリー・スコット監督の耳に届き、面白がった監督が

それを匂わすシーンを追加した別バージョンがつくるなどしたほどです。

BLADE RUNNER 2049

↑こちらは今作でのハリソン・フォードa.k.a.リック・デッカード。オントシ75歳。

今作は、その30年後。タイトルの通り、2049年を描いた作品です。

貧困と病気が蔓延するカリフォルニア。

人間と見分けのつかないレプリカントが相変わらず人間と共存している社会。

↑映像美にも注目。

ライアン・ゴズリング演じるブレードランナー“K”は、ある事件の捜査中に

巨大な陰謀を知ることになり、やがて、

前作で女性レプリカントと恋に落ちて逃亡したデッカードにたどり着きます。

彼はいったい何を知ってしまったのか?デッカードが守り続けて来た秘密とは??

前作のテーマでもあった、本当の“人間らしさ”とは?という命題は今作でも健在。

特にラストシーンの、映画史に残るであろうライアン・ゴズリングの名演技に注目です!

RYAN GOSLING as K in Alcon Entertainmentユs sci fi thriller BLADE RUNNER 2049 in association with Columbia Pictures, domestic distribution by Warner Bros. Pictures and international distribution by Sony Pictures Releasing International.

↑『ラ・ラ・ランド』で日本でも一躍ポピュラー俳優となったライアン・ゴズリングは、2049年のブレードランナー“K”を演じる。

前作の監督リドリー・スコットは製作総指揮となり、

監督は、『ボーダーライン』『メッセージ』を手がけたドゥニ・ヴィルヌーヴ。

前作での印象的な(「強力わかもと」のネオン!)映像美にオマージュを捧げられていて、

本当にみたこともないカオスで楽しい世界が表現されています。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の、いちファンとしての『ブレードランナー』愛がつたわってきます。

音楽もまた、前作ファンならあっと気づくこともあるでしょう!

(劇場では、ぜひIMAXで観ることをオススメします)

ちなみに前作から今作の30年間を描いた、前日譚が短編映画として3本作られています。

劇場に足を運ぶ前に下記リンクから、ぜひ予習しておきましょう!

■『ブラックアウト2022』■

■『2036:ネクサス・ドーン』■

■『2048:ノーウェア・トゥ・ラン』■


『ブレードランナー 2049』

製作総指揮:リドリー・スコット

監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ

出演:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォードほか

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

10月27日(金)全国ロードショー

●公式サイト

http://www.bladerunner2049.jp/

もうすぐISUUE18が発売(9月23日)になりますが、

ISSUE17はご覧いただきましたか?日本版オリジナルのマイケル・ファスベンダーが表紙です。

『X-MEN』、『それでも夜は明ける』、『スティーブ・ジョブズ』とヒット作を飛ばし、

人気絶頂にありながら突如休業宣言のニュースも舞い込んできたマイケル・ファスベンダーの最新作は、

『プロメテウス』に続く待望のエイリアンシリーズ。

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『エイリアン:コヴェナント』

マイケル・ファスベンダーが演じるのは前作『プロメテウス』に引き続きアンドロイドのデヴィッドと、

今作で新たに登場するアンドロイドのウォルターです。

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↑超絶イケメンながら、クセのある変人役を演じさせたらピカイチ。

調査船プロメテウス号が宇宙に消えて10年−−。

宇宙の植民地となる惑星を目指すコヴェナント号は、ある事故をきっかけに未知の惑星を発見、

楽園のように思えたその場所で、次々と危機に見舞われる彼らを助けたのは、

プロメテウスの唯一の生存者、アンドロイドのデヴィッドでした。

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↑ヒロインを演じるのは、キャサリン・ウォーターストン。モデルレベルの美貌を抑え気味に?好演。今後ますます活躍が期待される。

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↑シリーズとの関連を感じさせる恐怖の連続。

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監督は『プロメテウス』に引き続き、1も手がけている巨匠リドリー・スコット。

世界中に熱狂的ファンを持つ名作、1979年の第1作目『エイリアン』以降へと続く

新たなシリーズ(監督はこの作品を第一弾と考えている模様)を、

前作以上のホラー要素満載で描いています!

もちろんシリーズを観たことのない人も十二分に楽しめる作品です。


『エイリアン:コヴェナント』

監督:リドリー・スコット

出演:マイケル・ファスベンダー、キャサリン・ウォーターストンほか

配給:20世紀フォックス

9月15日(金)全国ロードショー

●公式サイト

http://www.foxmovies-jp.com/alien/

今年のアカデミー賞で、作品賞、監督賞、主演男優賞、
助演女優賞、助演男優賞、脚本賞と6部門ノミネートし、
主演男優賞と脚本賞を受賞した珠玉の名作をご紹介します。

『ラ・ラ・ランド』や『ムーンライト』をご覧になった方はもちろんのこと、
ヒュー・ジャックマンやニコール・キッドマンをはじめ、たくさんのハリウッド俳優、映画関係者からも
大絶賛を受けたこの作品は、絶対に見逃さないでいただきたい!!


『マンチェスター・バイ・ザ・シー

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突然の兄の死をきっかけに故郷の
マンチェスター・バイ・ザ・シーに戻ってきたリー(ケイシー・アフレック)。
兄が遺した16歳の甥の後見人となったリーは、
この街で起こった過去の悲劇と向き合っていく、というストーリー。
一人の男の絶望と再生を丁寧に優しく描いた人間ドラマです。

『マンチェスター・バイ・ザ・シー』ケイシー・アフレック

ストーリーについて詳しくはネタバレになるので書けないのですが、
物語が進むにつれて主人公と周りの人たちが抱える過去の傷が明るみになっていきます。

主人公を演じるのは、ベン・アフレックの実弟、ケイシー・アフレック。
ストーリーの展開は台詞だけではなく、
役者の表情や行動で、とても繊細な心情を絶妙に描いています。
何がすごいって、ケイシー・アフレックをはじめキャスト全員が好演なのです。

s_Casey Affleck in MANCHESTER BY THE SEA. Photo credit_ Claire Folger, Courtesy of Amazon Studios_result_result

 

ちなみにプロデューサーを手がけているのは、俳優のマット・デイモン。
当初は監督・主演も務める予定でしたが、スケジュールの都合により
脚本を依頼したケネス・ロナーガンが監督を、
幼い頃からの親友だったケイシー・アフレックが主演を務めることになりました。
その結果、各映画賞を総なめにする傑作となったのです。

「これは真の作家による映画だ。
そしてこれは、人々の心にずっと残る映画だ。
力ある役者と脚本、演出によって、
この映画はわすれられないものになった」(マット・デイモン)


『マンチェスター・バイ・ザ・シー』

監督・脚本:ケネス・ロナーガン

プロデューサー:マット・デイモン

出演:ケイシー・アフレック、ミシェル・ウィリアムズほか

5月13日(土)シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国ロードショー

(c)2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.

●公式サイト

manchesterbythesea.jp

●予告編

https://youtu.be/FNt4dTsT_Es

次号、3月24日に発売される『THE RAKE』ISSUE15の表紙を飾るのは、

オーストラリア出身の俳優、ジョエル・エドガートン。

ディカプリオ版の『華麗なるギャツビー』でチョビ髭役を演じたあの人、

といえばピンとくる方も多いのではないでしょうか!?

『ウォーリアー』、『ゼロ・ダーク・サーティ』、『ブラック・スキャンダル』など、

一度見たら忘れられない実力派演技で、多くの重要な役をこなしています。

今日は、彼の最新作をご紹介します。


『ラビング 愛という名前のふたり

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(C)2016 Big Beach, LLC. All Rights Reserved.

 

1958年のアメリカ。ある夜、ラビング夫妻は突然逮捕されてしまいました。

その罪の名は、“結婚”──。

当時のアメリカのいくつもの州で、異人種間の結婚は禁じられていました。

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このごく普通の労働者階級の夫婦の訴えによって、1967年に法律が変わります。

きっかけは、妻ミルドレッドの一通の手紙。

ふたりは、「ラビング」というふたりの名前の通り、

ただひたすらに純愛を貫き通し、法律をも動かしたのです。

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人種差別をはじめ、宗教、同性愛の問題が過激化し、

人間同士のつながりが叫ばれる今だからこそ、この作品のテーマは心に響くものとなっています。

実はこの作品、『英国王のスピーチ』や『シングルマン』で有名なあの俳優コリン・ファースが

この実話に感動し、自らプロデューサーを名乗り出て、映画化が実現したもの。

描かれたのは、裁判の経過や詳細ではなく、実在の夫婦の”純粋な愛”。

労働者階級という立場ゆえ、憤りの感情や言葉数は少なめで、

ふたりの演技は静かながらも、複雑な気持ちを感情移入で繊細に表現されています。

実際、ジョエル・エドガートンとルース・ネッガの演技は非常に高く評価されました。

(特にルース・ネッガはアカデミー主演女優賞にノミネート)

役作りのために歯並びを悪くするなど、外見を大きく変えた

ジョエル・エドガートンはこう語っています。

「リチャードの人物像の土台は、口下手で自分の考えや気持ちをハッキリと言えないところだ。

彼は明らかにカメラの前に立つことを恥ずかしがっていた。

彼の目は多くを語るけれど、言葉がそれについていかない。

だから、リチャードという人間のうわべだけを模倣するのではなく、内面を正確に誠実に掴もうと努力した」

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ちなみにジョエル・エドガートンは昨年公開された『ザ・ギフト』で

初めて長編映画の監督も務めていますが、こちらも高く評価されています。

今後も間違いなく活躍が見込まれる俳優のひとりです。

次号ではそんな彼へのロング・インタビューと、

THE RAKEらしいファッションページが掲載されます。どうぞご期待ください。

 


『ラビング 愛という名前のふたり』

監督:ジェフ・ニコルズ

プロデューサー:コリン・ファース

出演:ジョエル・エドガートン、ルース・ネッガほか

3月3日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか、全国ロードショー

●公式サイト

http://gaga.ne.jp/loving/

●予告編

https://youtu.be/BSsw0vi1xvM

1月24日に発売された『THE RAKE』のISSUE14はご覧いただけましたか!?

表紙は、ある世代の人(ジェネレーションX)の心に突き刺さったことがあるであろうイーサン・ホーク。

前回このブログでもチェット・ベイカー役を演じた映画をご紹介しました。

俳優としてだけでなく、ビフォアシリーズをはじめとする脚本家としての一面や、

自身で上梓した小説を原作とした監督作品など、

年を重ねるにつれてますます唯一無二の存在感を放っています。

そんなイーサン・ホークの最新作は、彼にしては珍しいメジャー作品。

しかも黒澤明監督の『七人の侍』をリメイクした『荒野の七人』を再リメイクした作品です。


『マグニフィセント・セブン

(l to r) Vincent D'Onofrio, Martin Sensmeier, Manuel Garcia-Rulfo, Ethan Hawke, Denzel Washington, Chris Pratt and Byung-hun Lee star in MGM and Columbia Pictures' THE MAGNIFICENT SEVEN.

舞台は1879年のアメリカ西部。冷酷非道な悪徳資本家ボーグに金と暴力で支配される小さな町で、

家族を殺された女性が7人のアウトローを雇って正義の復讐を依頼するストーリー。

わかりやすくて勧善懲悪な展開と大迫力で爽快なガン・アクションシーンの連続の中で、

イーサン・ホーク演じるグッドナイト・ロビショーの心の傷が物語に深みを与えています。

Ethan Hawke in Metro-Goldwyn-Mayer Pictures and Columbia Pictures' THE MAGNIFICENT SEVEN.

7人の中心人物、サムを演じるのはオスカー俳優デンゼル・ワシントン。

そのほか、韓国スターのイ・ビョンホンやメキシコ生まれの俳優マヌエル・ガルシア・ルルフォ、

アラスカ出身のマーティン・センズメアーなど、キャストも多人種が揃っています。

あまり知られていませんが、事実、西部開拓時代には世界中から人が集まっていたのです。

そういったリアリティも重視しつつこのリメイクに挑戦したのが、アントワーン・フークア監督。

映画史に残る超名作のリメイクということで相当なプレッシャーもあったであろうフークア監督は、

2001年の映画『トレーニング デイ』でもタッグを組んだ、デンゼル・ワシントン&イーサン・ホークを

再びキャスティングして、この骨太な映画をつくりあげました。

Vincent D'Onofrio, Ethan Hawke and director Antoine Fuqua on the set of Metro-Goldwyn-Mayer Pictures and Columbia Pictures' THE MAGNIFICENT SEVEN.

そしてなによりこの映画を引き立てているのは、雄大な自然をとらえた映像美を彩る音楽。

コンポーザーはあのジェームズ・ホーナーで、この作品が遺作となりました。

クロサワ映画から半世紀以上の時を経て、日本に帰ってきた「男(サムライ)の正当な生き様」。

いつの時代も語られる価値のあるこのテーマを、迫力あるスクリーンでご覧ください。

ちなみに本誌ではイーサン・ホークだけでなく、

アントワーン・フークア監督へのインタビューも掲載しています。

映画と合わせてお楽しみください!


『マグニフィセント・セブン』

監督:アントワーン・フークア

出演:デンゼル・ワシントン、クリス・プラット、イーサン・ホークほか

配給:ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント

1月27日(金)より全国ロードショー

●公式サイト

http://www.magnificent7.jp/

●予告編

https://youtu.be/ATebNTY-mi8

映画『AMY エイミー』

  • In CINEMA
  • On 7月 15th, 201615日
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「27クラブ」という言葉をご存知でしょうか?

才能あるアーティストやミュージシャンたちが、不思議なことに皆27歳で他界しているというジンクスです。

ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、カート・コバーン…etc.

その最も最近の例といわれているのが、2011年に他界したジャズシンガーのエイミー・ワインハウス。

今日は、そんな彼女のあまりにも生き急いだ生涯を描いたドキュメンタリー映画をご紹介します。


『AMY エイミー』

Mandatory Credit: Photo by James McCauley/REX (679380o) Amy Winehouse Vodafone Summer Series, Somerset House, London, Britain - 20 Jul 2007

©Rex Features


エイミー・ワインハウスは、ミック・ジャガーやトニー・ベネットにも認められ、

レディー・ガガやアデルからもリスペクトされた、言わずと知れた天才シンガー。

10代でレコード会社と契約し、2003年にデビューすると、あっという間にブレイクしました。

Mandatory Credit: Photo by Ken McKay/REX (671141h) Amy Winehouse 'Parkinson' TV Programme - 16 Jun 2007©Rex Features

映画は、彼女が14歳のときの映像から始まります。

友人の誕生日パーティーでバースデーソングを歌った時の様子。

14歳とは思えない、そのすでに成熟した歌声に圧倒されます。

でもその振る舞いはいたって普通の女の子。ここから波乱の人生が待ち受けているとは想像できません。

サブ2(C)Nick Shymansky Photo by Nick Shymansky

©Nick Shymansky Photo by Nick Shymansky

世間の注目を浴びた後、問題発言や行動を繰り返す彼女は恋愛と酒と薬物に溺れ、

パパラッチはあとを追い回します。


「私を知れば世間は理解するはずよ。私は音楽しか才能がない人間だって。

だから放っておいて。音楽をするから。音楽をする時間が必要なの」


ステージ上にもかかわらず朦朧としたり、ロレツの回らないMCをしたり。

やがて心も身体もボロボロに蝕まれていきます。

最終的にはライブを中止するほど歌えなくなっていった彼女。

スクリーンで繰り広げられる展開が、実際の映像であることを忘れてしまうほどに辛い顛末を迎えます。

なぜ彼女は「27クラブ」入りすることになってしまったのか。


残された記録映像、貴重なプライベート動画、

彼女の歌声、直筆の歌詞を交えながら、その本当の意味や深い心理を描写。

特に、憧れだったトニー・ベネットや、ラッパーのモス・デフらとの交流は必見です!

アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞をはじめ、世界で40冠以上を受賞したこの傑作。今週末公開です。


『AMY エイミー』
監督:アシフ・カパディア
出演:エイミー・ワインハウスほか

配給:KADOKAWA

7月16日(土)より、
角川シネマ有楽町、ヒューマントラスト シネマ渋谷、角川シネマ新宿ほか全国公開

●公式サイト
http://amy-movie.jp/

●予告編リンク
https://youtu.be/VNS-xMPGccM

●日本版オリジナルサウンドトラック

プリント

劇中のオリジナル曲はもちろん、貴重なライヴ音源やトニー・ベネットとのデュエット曲も収録!

価格:2,700円(税込) UICY-15525

http://www.universal-music.co.jp/amy-winehouse/products/uicy-15525/

突然ですが、THE RAKEの読者の皆さんは、仕事を楽しんでいますか?

初回となる今日は、全力で仕事を楽しむ、とあるカリスマシェフを追いかけた

とっておきのドキュメンタリー映画をご紹介します。


『ノーマ、世界を変える料理』

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Photo by Pierre Deschamps ©2015 DOCUMENTREE FILMS LTD

彼の名前は、レネ・レゼピ。

2003年、デンマークのコペンハーゲンに、弱冠25歳で

レストラン「ノーマ」をオープンさせた、カリスマシェフです。

彼がこだわったのは、北欧の食材のみを使用すること。

蟻や苔など、一般的には考えられない独創的な食材を使って、

まるで北欧の自然を凝縮したかのような、

サプライズに満ちたひと皿を提供しています。

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©2015 DOCUMENTREE FILMS LTD

このレストラン「ノーマ」、食好きの読者なら一度は耳にしたことがあると思います。

古い倉庫を改装し、テーブルクロスや銀食器を使わない斬新なスタイルと、

既成概念にとらわれない独創的な料理で、世界中の美食家やマスコミを虜にしました。

実際、2010年、2011年、2012年と、3年連続で「世界ベストレストラン50」の第1位に輝いています。

しかし、とあるきっかけで、2013年に2位に転落してしまいます。

この映画では、2014年に再び世界一を手にするまでの挑戦と復活の道のりを追いかけます。

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Photo by Pierre Deschamps ©2015 DOCUMENTREE FILMS LTD

「ベストを尽くしてる?」
「仕事を楽しんでいる?」

彼は世界中から集まるスタッフたちに問いかけます。

いつも新メニューについてのアイデアを出し合ったり、

仕事に対する考えをぶつけあったり。

料理がどんなに斬新であろうとも、チームのやりとりは実に人間臭い、古典的なやりとり。

映像から漂う空気と言葉のひとつひとつに、

血のにじむような地道な努力と、まっすぐなチャレンジ精神を感じます。

チーム全体が一丸となって熱狂しているのです。

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Photo by Pierre Deschamps ©2015 DOCUMENTREE FILMS LTD

この映画を観た後、誰もが自身について考える事があると思います。

ぜひ、映画館に足を運んでみてください。


『ノーマ、世界を変える料理』
監督:ピエール・デュシャン
出演:レネ・レゼピほか
新宿シネマカリテ(公開中)ほか全国順次公開
配給:ロングライド

●公式サイト
http://www.noma-movie.com

●予告編リンク
https://www.youtube.com/watch?v=XQzy1p2o1hk