映画『AMY エイミー』
- In CINEMA
- On 7月 15th, 201615日
「27クラブ」という言葉をご存知でしょうか?
才能あるアーティストやミュージシャンたちが、不思議なことに皆27歳で他界しているというジンクスです。
ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジャニス・ジョプリン、ジム・モリソン、カート・コバーン…etc.
その最も最近の例といわれているのが、2011年に他界したジャズシンガーのエイミー・ワインハウス。
今日は、そんな彼女のあまりにも生き急いだ生涯を描いたドキュメンタリー映画をご紹介します。
『AMY エイミー』

©Rex Features
エイミー・ワインハウスは、ミック・ジャガーやトニー・ベネットにも認められ、
レディー・ガガやアデルからもリスペクトされた、言わずと知れた天才シンガー。
10代でレコード会社と契約し、2003年にデビューすると、あっという間にブレイクしました。
©Rex Features
映画は、彼女が14歳のときの映像から始まります。
友人の誕生日パーティーでバースデーソングを歌った時の様子。
14歳とは思えない、そのすでに成熟した歌声に圧倒されます。
でもその振る舞いはいたって普通の女の子。ここから波乱の人生が待ち受けているとは想像できません。
©Nick Shymansky Photo by Nick Shymansky
世間の注目を浴びた後、問題発言や行動を繰り返す彼女は恋愛と酒と薬物に溺れ、
パパラッチはあとを追い回します。
「私を知れば世間は理解するはずよ。私は音楽しか才能がない人間だって。
だから放っておいて。音楽をするから。音楽をする時間が必要なの」
ステージ上にもかかわらず朦朧としたり、ロレツの回らないMCをしたり。
やがて心も身体もボロボロに蝕まれていきます。
最終的にはライブを中止するほど歌えなくなっていった彼女。
スクリーンで繰り広げられる展開が、実際の映像であることを忘れてしまうほどに辛い顛末を迎えます。
なぜ彼女は「27クラブ」入りすることになってしまったのか。
残された記録映像、貴重なプライベート動画、
彼女の歌声、直筆の歌詞を交えながら、その本当の意味や深い心理を描写。
特に、憧れだったトニー・ベネットや、ラッパーのモス・デフらとの交流は必見です!
アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞をはじめ、世界で40冠以上を受賞したこの傑作。今週末公開です。
『AMY エイミー』
監督:アシフ・カパディア
出演:エイミー・ワインハウスほか
配給:KADOKAWA
7月16日(土)より、
角川シネマ有楽町、ヒューマントラスト シネマ渋谷、角川シネマ新宿ほか全国公開
●公式サイト
http://amy-movie.jp/
●予告編リンク
https://youtu.be/VNS-xMPGccM
●日本版オリジナルサウンドトラック
劇中のオリジナル曲はもちろん、貴重なライヴ音源やトニー・ベネットとのデュエット曲も収録!
価格:2,700円(税込) UICY-15525
http://www.universal-music.co.jp/amy-winehouse/products/uicy-15525/