From The Armoury

香港とニューヨークにショップを構えるTHE ARMOURY(http://thearmoury.com/en)のスタイル通信。
ここではスタッフの皆さんをはじめ、顧客や友人のファッションスナップを紹介していきます。
お店で購入できるもの、あるいは似た商品があるものに関しては、オンラインショップのリンクを貼ってあります。

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Mark

How are you feeling about Drake’s and about being in Japan right now?

ドレイクスの日本初出店について、どのように感じていますか?

 

Michael -

Very excited, it’s been a long time coming.

We started in Japan 40 years ago and whilst we’ve been wholesaling there for a long time,

we’ve never really retailed outside of London.

To have our first permanent spot outside London, in Tokyo, is very fitting, as it’s a market we’ve always loved.

To be able to communicate face to face with our Japanese customers directly about every category we sell is a great opportunity for us.

とても興奮しています、ずっと待ち望んでいたことですので。

日本でのビジネスを始めたのは40年前のことですが、これまで長いあいだ卸売のみで、

ロンドン以外の都市で小売をしたことはありませんでした。

海外第一号店を東京にオープンするというのは、とてもふさわしい流れだったと感じています。

東京は、ドレイクスがこれまでずっと大切にしてきたマーケットですので。

これを機に、これからはドレイクスが扱う全ての商品カテゴリーについて、日本のお客様に

直接面と向かってご説明できるようになるというのは素晴らしいことです。

 

Mark -

Yes, during our meeting yesterday with the Jean Rousseau team, they said something that resonated with us

: When you’re in Japan, you really feel like you’re building, step-by-step, a business and a brand for the market. .

そうですね。

昨日のミーティングで、ジャン・ルソーの方々が、私達も共感できることをおっしゃっていました。

日本に進出してみると、日本のマーケットに合わせたビジネスのやり方やブランディングの方法を、

一歩一歩、築いていっているんだと実感する、と。

 

Michael -

Totally, these things do take time.

We look at it as a long term project, but in some respects, we have the best of both worlds.

We have had many years where our products have been in the market and we have been building our reputation,

yet we can now have a fresh start as a retail presence.

その通りですね。それらはとても時間がかかることですから。

ドレイクスも、これを長期的なプロジェクトとして捉えています。

ただ同時に、私達はおいしいとこ取りもできると思います。

日本のマーケットで商品を売り、評価を得てきた長年の経験が、私達にはすでにあります。

そして今回、ショップという形で新たなスタートを切ることができるからです。

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Mark -

Talk a little bit about the new retail.

When we took over Drake’s in 2010 and started introducing the other categories over the years,

it was because we wanted to introduce the Drake’s look, i.e. how we envision men in our style of clothing.

How does the appearance, the feeling, the aesthetic of the shop work as an extension of the Drake’s look?

新しいショップについて、少しお話を聞かせてください。

2010年に私達がドレイクスのビジネスを前経営者から引き継ぎ、

ネクタイ以外のアイテムも手掛けるようになりましたが、

それは、ドレイクスのスタイル、すなわち、私達が描く男性の服の着こなしを

トータルで提案したかったからです。

ドレイクスのスタイルの延長として、ショップの見た目、雰囲気、美意識などはどのように表現されていますか?

 

Michael -

Given that we had to expand beyond London, we required a template for our store’s design.

The template needed to allow us to be sensitive to any local market, yet retain a consistent aesthetic.

So whilst our old shop was charming, it was also somewhat limiting. At the time we opened that store,

ties were the biggest focus of the business and we designed the store around them.

We remain committed to ties as a fundamental part of the business and the product that we love the most.

However, we have been selling more and more of our other categories, e.g. jackets, shirts, knitwear, better and better.

It became more important to integrate those products into the store and merchandise them together.

Therefore, we needed a template that could take this into account.

ロンドン以外の都市に進出することになり、ドレイクスの店舗デザインの定型が必要になりました。

定型デザインは、その土地に合わせて少しずつ変えられるようにしながらも、

統一感を維持する必要がありました。

ロンドンの以前のショップもチャーミングでしたが、やや限定的でした。

そこをオープンした当時はネクタイがビジネスの中心で、それに合わせてショップをデザインしたからです。

今でもネクタイはビジネスの主要な部分であり、

ドレイクスが最も愛するアイテムとしてコミットしていますが、

ジャケットやシャツ、ニットなど、その他のアイテムも、より多くより良いものを扱うようになってきました。

それら全ての商品を一つのショップにまとめて一緒に販売していくことが、より重要になってきました。

そこで、それを考慮した定型デザインが必要になったのです。

 

Our template maintains some of the materials used in the original London store,

e.g. walnut and brass to maintain some consistency, but we’d also like each store to have its own personality and individuality.

Certainly, in Tokyo there’s more of an opportunity than anywhere else for us to represent the concept of our factories.

Hence the factory glass, the “tongue and groove” wall panelling,

the washdown kick board in dark green – all things that remind me of a British factory.

This, I think, will resonate with the Japanese market.

A good friend of ours, Adam Dant, drew the original Drake’s factory on Garrett St and we’ve hung this drawing in our Tokyo shop

to show off the ‘making’ side of the business to the Japanese customer.

定型デザインは、ウォールナッツの木や真鍮など、

ロンドンのオリジナルの店舗で使われていた素材を使って統一感を維持していますが、

それぞれのショップごとの魅力や個性も出したいと思っています。

東京店は、他のどの店舗よりも、ドレイクスの工場のコンセプトを象徴したデザインになっています。

工場のガラスや、さねはぎの壁、ダークグリーンの蹴込み板など、

イギリスの工場を思い起こさせる要素が取り入れられています。

また、日本のマーケットに合わせて、こんな工夫もしました。

ドレイクスの親しい友人でもあるペインターのアダム・ダントに、

ギャレット・ストリートにあったドレイクスの最初の工場の絵を描いてもらったのです。

日本のお客様には、ドレイクスのビジネスの「ものづくり」の側面を見ていただこうと、

これを東京店の壁にかけています。

 

Mark -

With the new materials, new furniture and more standard layout, it’s also an efficiency issue,

we knew some of our shops would be small and we had to be able to plan them in a much more precise way

by using our own standard of furniture.

新しい素材と新しい什器を揃えつつもレイアウト自体はわりと標準的なのは、効率の問題でもあります。

中には小さな店舗もあるのはわかっていたので、什器のルールを定めてそれに沿って、

全てを精密にプランできるようにする必要がありました。

 

Michael -

Yes exactly. While the shop is relatively modest in size, we can still get most of our products in there.

I think the other interesting thing is that our store is based in the “British Made” shop, our partners in Tokyo,

and our physical shop is actually made in Britain – as in we made large parts of it in England and shipped them to Japan.

その通りです。

東京店はサイズ的には比較的小さいものの、ほとんど全てのアイテムをここに並べることができます。

もう一つ興味深いのは、このショップは、ドレイクスの東京のパートナーである「ブリティッシュメイド」の

ショップの中にありながら、ドレイクスのショップ自体は、英国製という点です。

店舗の大部分をイギリスで作り、日本に輸送したからです。

 

Mark -

Any bits of the fit-out you really like?

内装の中で特に気に入っているところはどこですか?

 

Michael -

All I’m seeing right now is how I want to improve it for next time.

今は、次回どこを改善できるか、というところしか目に入ってきません。

 

Mark –

I love the new white mosaic, it brings so much light into the space.

私は、床のあの白いモザイクが好きです。店内をとても明るくしてくれます。

 

Michael –

I think so too. Designing a shop remotely has been a good challenge.

You’re not as hands on as you would like to be.

You see things on completion that could be done differently, but for our first foray in Japan we are satisfied.

I’m only looking to tweak the shop at this stage.

It’s a journey.

You don’t always get it right first time and we’re improving all the time.

同感です。

今回、海外にいながらにしてショップをデザインするというのは、かなりのチャレンジでした。

実際に見たり触ったりということが、思うようにできませんでしたので。

できあがりを見て、ここをこうすればよかったと思う箇所がいくつもありますが、

日本初出店としては、満足しています。

現時点では、ここからどのように手を加えていけるかということだけを考えています。

長い行程です。

何事も初めてのトライでは完璧にはいかないものですし、あとは常に改善していくしかありません。

DSC01581-tc-s

DSC01660-tc 1-sI think the factory themed elements work really well aesthetically.

Particularly the haberdasher’s counter with the slipper’s mark on it.

The little stool in the changing room and small side table,

by Flange in Yokohama, positioned between the leather arm chairs, both from Tokyo craft companies.

It’s nice to have a bit of Tokyo in the shop!

We also have a pair of antique club chairs from Lillie Road in Fulham to remind us of London.

工場をテーマにした箇所は、美的にもとてもうまく表現できたと思っています。

特に、お針子のマークがついた紳士用装身具商のカウンターなど。

横浜のフランジプライウッドによる、試着室の小さなスツールや、サイドテーブル、

東京のクラフトブランドによる革のアームチェアなど、

ショップの中に少し日本も取り入れられたのはよかったです。

ロンドンの要素としては、フラムにあるリリー・ロードで購入したアンティークのクラブチェア2脚も置きました。

 

Mark -

Any new products you want to talk about?

ご紹介したい新商品は何かありますか?

 

Michael -

We’re opening halfway through the season, so it wasn’t easy putting it together.

Autumn/Winter in September will be the full representation.

Currently, it’s a mix of Drake’s classic and seasonal highlights.

I cherry picked our best things from every category.

There are still some cardigans and jeans to come in later in the season.

In time, we would like to do some special, exclusive products for Japan and nowhere else.

We want to make the instore experience as special as possible.

シーズンの途中での開店になりましたので、商品を揃えるのは簡単ではありませんでした。

9月に入荷する秋冬コレクションは、フルラインナップで取り揃えます。

現在は、ドレイクスのクラシックアイテムと、今シーズンのハイライトをミックスして置いています。

すべての商品カテゴリーから、私が選りすぐったアイテムです。

後日、今シーズンのアイテムで、カーディガンやジーンズなどもまだ入荷する予定です。

近い将来、他のどこでも手に入らない、日本限定アイテムの発売など、

何か特別なことができればと思っています。

ショップでの体験も、できるだけ特別なものにできればと思っています。

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Mark -

Any favourite pieces in the shop right now?

現在ショップに並んでいるアイテムの中で、特に好きなものはありますか?

 

Michael -

I love the seasonal ties that are on the top row of the tie display

– the ones with the diamond pattern and everything from that series.

Combinations of bright navy with ecru printed on silk poplin.

ネクタイのディスプレイの最上段にかかっている今シーズンのネクタイが好きです。

ダイアモンドのパターンのもので、そのシリーズのどれも好きです。

シルクのポプリンに、明るめのネイビーとベージュのコンビネーションでプリントされたものも好きです。

 

Our button-downs, developed with the old Brooks Brother collar in mind,

are my favourite shirts, at a great price and using great cloth.

The ticker stripe, the blue oxford and the white oxford can be worn for almost any occasion.

昔のブルックスブラザースの襟をイメージしながら開発したボタンダウンは

使用している生地も素晴らしく、価格も手頃で、私のお気に入りのシャツです。

太めのストライプ、ブルーのオックスフォード、白のオックスフォードは、

ほぼどのようなシーンでも着られます。

 

Of the jackets, I like the chocolate brown linen. It’s so versatile.

People often get scared by a brown suit, but you can wear it with so many things.

Grey trousers for a more dressy look, or cream cotton for a more relaxed look.

ジャケットの中では、チョコレートブラウンの麻のものが好きです。とても着まわしやすいです。

茶色のスーツを避ける方もいらっしゃいますが、実は色々なアイテムを合わせることができるんです。

グレーのトラウザーを合わせてドレッシーに着こなしたり、

クリーム色のコットンのトラウザーを合わせて、

よりリラックスした印象に着こなしたりもできます。

 

I grew up listening to Michael Drake talk about the Japanese market.

He admired how the Japanese could take ideas from Naples, Milan, Paris, London, give it their own twist and make it better.

For us to be opening up our own store in this market is very humbling.

It’s a real challenge and we really have to deliver for a Japanese customer that is so knowledgeable.

We are among serious competition with such a rich amount of great classic menswear brands in Japan.

There should be a customer base for us and we’re dedicated to serving them well.

私は、マイケル・ドレイクスさんが、日本のマーケットについて話すのを聞きながら育ちました。

彼は、日本人が、ナポリ、ミラノ、パリ、ロンドンなどのスタイルに、独自の要素を取り入れ、

もっと良い着こなしにしてしまうのが素晴らしいといつも言っていました。

ドレイクスにとって、日本に店舗を持つということは、とても光栄なことです。

本当の意味での挑戦です。

知識が豊富な日本のお客様に対して、真剣に対応していかなければならないと思っています。

日本には、他にもたくさんの素晴らしいクラシック・メンズウェアのブランドが存在し、

ドレイクスはその厳しい競争の中にあります。

ただ、ドレイクスに合った顧客層はいるはずですので、

そういった方達に向けたご提案をしっかりしていきたいと思っています。

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This must be reflected in our product.

Clearly, this is English focussed, but we’ve been influenced by the Japanese market

over the years and this filters back to what we do.

Yes we’re English, but there’s an international standard that we try to stand alongside.

We don’t want to just come here and say:

“We’re English and this is the only style we believe in”.

I think it will be interesting to see what spin offs and collaborations will happen as a result of us being here.

I think we can produce something much richer than if we were on our own.

それは、私達の商品にも反映されているはずです。

ドレイクスは、英国ブランドではありますが、長年、日本のマーケットに影響を受けてきましたし、

この経験がフィルターとなって、私達のビジネスに反映されています。

そうです、ドレイクスはイギリスの会社です。

けれども、私達はインターナショナルな基準でやっていきたいと思っています。

日本に来て、「私達はイギリス人で、これが私達のスタイルです」と押し付けようとは思いません。

日本に進出した結果として、どのように展開していくのか、

どのようなコラボレーションが生まれるのかを見ていくのは面白いと思います。

ここに来なければ生まれなかった、何かもっと豊かなものを生み出せるだろうと、私は思うんです。

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