From The Armoury

香港とニューヨークにショップを構えるTHE ARMOURY(http://thearmoury.com/en)のスタイル通信。
ここではスタッフの皆さんをはじめ、顧客や友人のファッションスナップを紹介していきます。
お店で購入できるもの、あるいは似た商品があるものに関しては、オンラインショップのリンクを貼ってあります。

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Adam Marelli(Photographer)

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  • In Firenze
  • On Oct 30th, 2015
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Photographer

アダム・マレッリ ADAM MARELLI

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Photography:Adam Marelli

 

Chambray Button Down Drake’s

1920’s t-shirt Merz b. Schwanen

Olive Chinos Drake’s

 

 

Q&A

1.どんな仕事をされていますか?

匠の職人を専門に撮影する写真家であり、アーティストです。

今はイタリアで、最後のゴンドラメーカーの一つである、 D.co. Tramontin e Figliを撮影しています。

 

2.スタイルと洋服についてのあなたの考え・エピソードを教えてください。

私は個人的に知っている人たちが作った服を着るのが好きです。

文化的なつながり、人と人との繋がりに気持ちが満たされるからです。

美術学校を卒業した後、12年ほど建築現場で仕事をし、

そのときの経験が私の服に対する考えを決定づけました。

スタジオや外で撮影しているときには、過酷な状況にも耐えられる丈夫な服を着ます。

セザンヌやルノワールなどの昔のアーティストが写っている写真を見ると、

シャツとジャケットを着ているのがいいなと思います。

ただ、今日買えるものの大半と比べ、だいぶラフなものだったようですね。

 

3.定期的にさまざまな職人と接し、あなた自身も職人といえる立場から、

効率を追求した、大量生産の時代である現代において、

工芸とくに職人の工芸はどのようなポジションにあると思われるか教えてください。

職人の工芸と大量市場を比較するのは、トリュフと宇宙食を比較するようなものでしょう。

1000年も長持ちするアイスクリームサンドイッチが宇宙でも美味しいなんて、

素晴らしいではありませんか? その通り!

しかし、一皿のパスタの上でとろけるトリュフを見つけるための知識、経験、

そして自然との調和は何世紀にも渡って受け継がれてきた文化です。

トリュフは、未だに神秘的な何かを物理的に具現化する一部でしかないのです。

 

職人の技も同じで、過去とのつながりであり、現在に生きており、

未来を告げることのできる、他に匹敵するものがないものなのです。

 

1.Tell us about what you do?

I’m an artist and cultural photographer who specializes in photographing master craftsmen.

At the moment I am in Italy photographing one of the last traditional gondola makers called D.co. Tramontin e Figli.

 

2.Can you provide an anecdote that speaks to your own philosophy on style and clothing?

I like to wear clothes from people I know, personally.

It creates a cultural and personal bond that I find fulfilling. So what does that look like?

 

After art school I cut my teeth in construction for a dozen years. It left a lasting impression on my style.

 

When I’m in the studio or out shooting, I like hard wearing fabrics that are well cut and can take a beating. Look at old photographs of artist like Cezanne or Renoir, I’ve always enjoyed that they could wear a shirt and a jacket, but it was much rougher than most of the things you can find today.

 

3.Dealing with craftsmen on such a regular basis and being a craftsman in your own right, how do you feel about the place of craftsmanship, particularly artisanal craftsmanship in the modern age of efficiency and mass production?

Comparing craftsmanship with mass market is like comparing a truffles to astronaut food.

Isn’t it amazing that you can have an ice cream sandwich that will last 1,000 years and still taste good in space?

Sure!

 

But the knowledge, experience, and harmony with nature that come together when fresh truffles melt over a plate of pasta represents centuries of culture.

The truffle is only the physical manifestation of something that is in some ways still mystical.

This is where craftsmanship has no peers. It is our connection to the past, living in the present, that informs the future.

Michael Hill (Drake’s)

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  • In London
  • On Oct 16th, 2015
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DRAKE’S

マイケル・ヒル MICHAEL HILL

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Photography:Mark cho

ジャケット Drake’s (Vintage boiled and felted lambswool)

パンツ Drake’s (Fox Brothers Flannel)

チャッカブーツ Alden for Drake’s

シャツ Drake’s (Made in Somerset, England)

ネクタイ Drake’s

ポケットチーフ Drake’s

 

Q1.この仕事を始めたきっかけを教えてください

大学に行く前の自由時間のすべてを、イタリア・コモの生地工場(織物とプリント)での修業に費やしました。

そして大学時代は、土曜日と休暇中にサヴィル・ロウのテーラーで働いていました。

父がネクタイ作りをしていたので、幸運にも子供時代の多くの時間を工場で過ごすことができました。

私は素晴らしい生地に囲まれて過ごすのが大好きでした。

大変だけれども、素敵な人生のように思えたので、どうしてもこの仕事がしたいと思っていたのです。

 

2.Drake’s での役割は何ですか?

私はマネージング/クリエイティブディレクターです。

会社の運営に参加し、最高のデザインチームとコレクションの制作をします。

マーケティングもしますし、リテールチームと共にClifford Stの路面店とウェブショップ、

そしてHaberdasher Streetの事務所にいる卸売チームと協力して販売もします。

 

エキサイティングな新しい時代に、素敵な人材と素晴らしい歴史のあるこの会社を前進させる手助けができることは、

本当に名誉なことだと感じています。

 

3.自分で決めているスタイルのルールはありますか?

特に意識している決まりごとはないのですが・・・

スーツよりも、ジャケットとトラウザーという格好をしていることがほとんどです。

 

秋冬はツイードにフランネルやコーデュロイを好み、ネクタイをしていないときはジーンズを合わせます。

 

ブルーと白のストライブまたはシャンブレーのスプレッドカラーシャツ、あるいは頑丈なオックスフォード地のボタンダウンシャツ。

ネクタイはエンシェントマダー、レップまたはグレナディンをしていることが多いです。

常にプレーンノットです。

 

靴はタバコ色のスエードまたはコードヴァンで、靴下はふくらはぎ丈のネイビーかパープルを履きます。

 

スーツはほとんどがチョークストライプです。

ブルーと白のストライプシャツがネクタイとジャケットをコーディネートするのに使い勝手がよく、とても重宝しています。

例えば、水玉のネクタイを締めたいとして、でも水玉はスーツのときにしかしないとなると、

ストライプのシャツをいつも着ることになります。

 

最後に、春夏の季節に着られるスーツは持っていませんし、黒はタキシード以外は着ません。

端的にいうと、スマート・コンフォタブル(快適)です!

 

4.ご家族は何代かに渡って服飾関係の仕事をしておられますが、それに影響を受けたと思いますか?

父のために働いたことはありませんが(給料を貰うような仕事は、という意味で!)影響は受けていると思います。

同じ業界で働くということを別にしても、父が仕事に情熱をかけて真剣に取り組んでいたことが、

私に大きな影響を与えているといえるでしょう。

 

父と同じようにできているとは言いませんが、常に背中を見せてくれたことで、たくさんのことを学ぶことができました。

小さい頃から父と一緒に何台も何台も乗り続けたネイビーブルーのボルボのステーションワゴンのトランクに生地を詰め込んで

(トランクの大きさが一番だったので、生地を運ぶのには最適のクルマでした!)国中のサプライヤーや下請け業者を訪問し、

仕事について語る父の姿を見てきました。

 

とても面白かったです。

 

しかし、一番興味があったのは生地でした。 素晴らしい生地無くしては、何もできないことがよく分かっています。

私たちのHaberdasher Stの工場でも、やるべきことは素晴らしい生地の長所を最高に活かせるようなものを作ることなのです。

 

Drake’sの将来としては、いつの日か、私たちの仕事にしっかりと責任をもち、会社で働いている全員にとってベストな方向へと

導いていけるビジョンを持った人物に引き継いで、会社が長く続いていくことを望んでいます。

 

5.あなたのスタイルは変化したと思いますか?

徐々に変わってきていると思います。

恐らく、自分が何を楽しんで、心地よく着られるかということを年々理解してきて、上手にできるようになってくるでしょうし。

私はいつも珍しい生地を着られることが楽しみで仕方がないのですが、

だんだん何が似合って、必然的に何が似合わないかが分かってきたので、

全体的に珍しさのレベルが下がってきたような気がします。

 

それを受けて、私たちは服を作っています。

それは美しい服であってほしいと思いますが、服は服ですから、楽しむためにあるべきでもあります。

厳しくルールに従っているよりは、少し冒険をしてみて、自分は何が着られるか試してみようではありませんか。

想像力を働かせて、自分の感覚で、似合うものを探し当てましょう。

 

6.あなたにとって、なくてはならない3本のネクタイは何ですか?

エンシェント マダープリント、レップのストライプ、グレナディンです。

Arnold Wong(The Armoury HK)

THE ARMOURY

アーノルド・ウォン Arnold Wong

Arnold Wong

Photography:Neil Watson

ウールモヘアのホップサック スポーツジャケット Ring Jacket

シャンブレーシャツ Drake’s

メジャーメイドのリネントラウザース Orazio Luciano

メジャーメイドのウイングチップ Saint Crispin’s

ロレックス サブマリーナ― ノンデイトRef.5513 Rolex

ポケットチーフ “Ouest of the Daimyo” Monsieur Fox

 

<コメント>

この「リングヂャケット」のジャケットは、私が一番気に入っているアーモリー限定デザインのモデル「AMJ-03」です。

柔らかい肩の線、雨振り袖、高いアームホール、ゆったりしたアーム、段返り3ボタン、幅広のラペルなど、

ナポリスタイルに大きく影響されたカットです。

アーモリーチームがこれまでいろいろと着てきたなかで、特に気に入っているディテールを詰め込んだジャケットになっています。

 

また、ウールモヘアのホップサック生地はとても軽くて通気性もよく、うだるような暑さの香港の気候でもとても過ごしやすいです。

 

そして一番重要なことですが、私の好きな、股上が深くて太めのトラウザーにとても合うジャケットです!

 

 

<エピソード>

私がハットやネクタイを身につけると、祖母がいつも祖父の思い出話をしてくれました。

あるときは、良い靴を履くことの重要性について語っていたことを教えてくれました。

これは私の心に強く残り、いつまでも感謝したい教えです。

「量より質」を日々実践し、周りにも伝えていきたいです。

 

ときどき、自分は次の世代にどんな感動を伝えられるのだろうかと考えます。

伝統やクラフトマンシップを重んじるアーモリーというお店は、

将来の世代に伝えていける何かを探求し、見つけることができる場所だと思っています。

 

<紹介>

私はお客様のお買い物のサポートをし、サイズ感やコーディネート、生地など

スタイルに関するさまざまなオススメをお伝えしています。

また、お客様とメーカーの間をつなぐ架け橋としての役割も担っています。

お客様が抱えているフィッティングの問題を解決するなど、私どもが扱っている服を、

それぞれのお客様が一番素敵に着こなせるようにお手伝いしています。

 

ショーウインドウやトルソーの装飾などのヴィジュアル・マーチャンダイジングも手がけています。

お店がどう見えるべきかという自分の考えを表現できるこの仕事はとてもやり甲斐があり、情熱をもって取り組んでいます。

 

商品のスタイリングを含む写真撮影も多く担当しています。

また、ソーシャルメディアに最新情報を常にアップデートしていくことも重要な仕事です。

私たちが発信していくことで、皆さんが情報を共有できたり、

お互いにインスピレーションを与えあったりできる場を提供できたら嬉しく思います。